▷▶︎▷4話.国
エセ注意.下手すぎ注意
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視点▷▶︎▷zm
zm)…
やっぱりここ、檻の中 では暇やな…
俺らは朝から夕方は檻の中で生活し、夜になると外での活動が許される。
多分やけど朝や昼、夕方の間は外が明るいから周りをよくみわたせる。
でも夜の間は暗くて周りが見えない。
だから周りをよく分からない俺らは脱獄しようと思ったって経路が分からない。もし捕まると確実に死ぬだろう。俺らはこの国のイイナリ だから。
命令された事しかしてはダメなんや。
看守)8-z。庭に行ってこい。
zm)はい。
俺は檻を出て蝶に会いにいく。
zm)…んっと…ここら辺やったっけ?
少し待っていると昨日の蝶が飛んできた。
zm)お!来たんやな!待ってたで!
蝶は嬉しそうにヒラヒラと月の前を飛ぶ。
そして静かに鼻の頭に止まる。
zm)綺麗やな〜!せや!お前昼の間何してるん?
そう聞くと向こうに飛んで行ってしまった。
これも”着いて来て”って言ってるんやろうか?
とりあいず、ついて行ってみる。
遠くへ遠くへ…もっと遠くに…
恐怖より好奇心が勝ったんや。
目の前で蝶が止まる。
俺も止まる。崖だった。でも…
zm)…わぁ…!!
目の前にあったのはとても大きなお城。
いや、国 か?
zm)お前、いつもあそこに閉じ込められてるんか?
蝶は”違う”というように動きを止める。
それと同時に蜜を吸い始める。あそこでご飯を食べるんか?
聞きたいことも沢山あるが、時間が時間だ。
俺は蝶に手を降って走って帰って行った。
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