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俺も素早くゴムを開け、装着する。
数か月やってないけど意外と手早くできるもんだ。
「入れるよ。痛かったら絶対言って。ほんとに無理させたくないの。」
こんなモノが人体に入るんだから下手したら壊れる。
涼ちゃんには痛みなんて無縁であって欲しい。
俺が必死なのが伝わってるだろう。
「うん、うん。元貴、大丈夫。すぐ言うから。」
俺を見て優しく微笑んだ。
入口に当て、少しずつ入れていく。
すんなり、ではないけどギチギチという訳でもない。
「あっ……ん、んん」
少し入れたら止まって涼ちゃんを撫でる。
涼ちゃんも緊張してるのかちょっと力んでいる。
「涼ちゃん、ちゅーしよ。」
意識をこっちに向けさせよう。涼ちゃんを少しでも楽にする為に。
ん、と返事をして最初は浅くだんだん深くキスをしていく。
「んっんぅ……っはっ……ふぁ」
だんだん力んでいたのが抜けていく。
最初のトロトロな顔に戻っていった。
そうして少しずつ少しずつ涼ちゃんの中に入っていく。
後ちょっと。
頭を撫でてキスで安心させる。
そしてようやく全部入った。
「はっ……りょぉちゃ……入った。」
口を離して涼ちゃんに全部入ったことを伝える。
正直今すぐにでも動かしたい。
でも絶対にそんなことはしないけど。
「はっ……ん、元貴が……いる……ふへ……。」
だから煽らないで欲しい。
ふー、ふーと獣のように何とか耐える。
「動いて……元貴……。手、ぎゅってしてて……」
もちろん。いくらでも繋ぐよ。
怖いよね。
「ゆっくり、動くから。」
本当に限界は突破してるけど、涼ちゃんに気持ちよくなってもらうためだ。
ゆっくり抜いて、ゆっくり突く。
突く時がきっと痛いだろうから慎重に。
「んぁっ……あ、うっ……」
痛いか。痛いな。涼ちゃんの恋人繋ぎが強くなる。
「ん、痛いな。ちょっと止まるね。」
涼ちゃんを見てたら涙を流していた。
まずいかもしれない。
「違うよ、違うの。痛いからじゃない。」
思わず止まらなくなった涙に涼ちゃん自身も困惑している。
「元貴が、元貴が……いつも以上に、優しくて……大好きって気持ちと……ならしとけば良かった……って……無理させてるのは俺だ……」
違う。涼ちゃんが自分を責めるのは違う。
入れる側なんて無理なんかしない。
入れられる側の負担が大きすぎるんだ。
「涼ちゃん。俺無理してない。幸せだよ、今。ね、涼ちゃんが俺に無理をさせてるなんて事絶対に無いから。ほら、聞いて。」
涼ちゃんの手を俺の心臓に当てる。
緊張もあるし興奮もある。
でもすごい幸せって思える心音だよ。
「ん……バクバク……やっぱり余裕ないじゃん……俺にこんな余裕無くしてくれるんだね。」
そうだよ。心から愛してるから。
「だから、ね、無理をしてる訳じゃないの。
幸せな、余裕の無くなりってこと。」
心臓に当ててた手を取って薬指にキスをする。
ちょうど左手だ。結婚みたい。
「元貴、好き。大好き……ずっとそばに居て……。」
涼ちゃんは更に泣きながら俺に言う。
離すもんか。来世まで。
絶対に一生涼ちゃんと一緒にいる事を心から誓った。