初めて書くな…。まぁお手柔らかに
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モブ「お前なんも出来ねぇじゃん、w『らだおは出来んのにな』〜、」
ラディ「…ッ」
何度も言われた。比べられて、勝手に下げられる。優秀な人が居れば下等な人が惨めになる。
俺はずっとそうだった。
明らかに周りより出来るけど、俺より出来る人がいるから俺が、「俺」という存在が薄れる。それがずっと辛かった。
勉強も、
運動も、
人脈も、
全部全部あいつのが上で、
それが許せなかった。
だから俺は、世界が嫌いだ。
そして今日、両親と話してるところを少しだけ聞いてしまった。
らだお「うん、大丈夫だよ。電波もぺいんもいるんだよ?、安心して。」
母「えぇ、まぁわかったわ。絶対連絡は頂戴ね?」
父「そうだぞ、心配なんだからな。」
らだお「分かってるよ、行ってきます。」
どこかへ行くのか…やっと居なくなる。
らだお「ぇ、ラディ?」
ラディ「ぁ?」
らだお「いや、ドアの前に座ってたからさ。あぁそう、俺ロスサントスに行くんだ。」
ラディ「ロスサン…トス?」
らだお「そう、知ってる?」
ラディ「…興味無い」
らだお「ふぅん、『夢が叶う街』って言われてるんだよ」
ラディ「そうなんだ。」
らだお「だから、しばらく会えないや。じゃあね。」
ラディ「別に…」
ぱた、と扉が閉まる。やっと居なくなるんだ、あのくそ兄貴が。
でも、この時は思ってもいなかった。俺が…
ロスサントスに行くなんて…
ラディ「はぁ…?」
母「いいでしょ、これぐらい。」
父「いつも兄に助けて貰ってるんだから、それぐらいしろ。」
何が助けて貰ってる?、逆に苦しめられてんだよ、こっちは…。まぁ、俺は今ロスサントスに行って兄の様子を見てこいと言われている状況だ。普通にあいつの顔なんて見たくない。でも、こういう時の両親は引かない。
ラディ「あいつの姿を見れば…帰ってきてもいいのか?」
母「別にあんたなんか要らないし…そのまま残ってもいいわよ?、でもその代わり、らだお連れ戻して来なさい。簡単なことでしょう?」
父「あぁそうだな、それがいい。こんなのよりらだおのがいいしな。」
ラディ「…あっそ、行ってくる。」
母「連絡しなさいよ?」
ラディ「うるせぇよ。」
母「チッ、なんなのあの子。やっぱりらだおの双子の弟とは思えないわ。」
父「本当にそうだな。」
飛行機に乗って、1日とかで着いた。意外と近くのようだ。
ラディ「ここが、ロスサントス…」
まぁ、俺の目的は兄貴を探すこと。そんで、写真を撮って生存確認だけ。なにも起こらない…はず。
ヴァン「うるせぇな、んだよ!」
成瀬「うるさい?言葉の暴行罪だ、切符切ってやろうか。」
ヴァン「はぁ?、わしはなんも悪いことしてねぇだろうが。」
成瀬「いいや、永久指名手配だからな。別に悪いことしてようがしてなかろうが切符は切るぞ。ん?あ、始めてみる顔っすね。」
ラディ「ぇ…?」
つぼ「初めてっすか?この街は」
ラディ「あぁ、いや兄貴を探してて…」
成瀬「ほぉ、無線がちょっとうるせぇな。切るわ」
ヴァン「切るなよ、無線は。」
成瀬「ちょうどいい、こいつは極悪人のヴァンダーマーだ。見つけたら気をつけろよ。まぁ、通報してくれたらいいがな。」
ヴァン「どうも、」
ラディ「は、はぁ…?す、すみません。俺、行かないと。」
成瀬「?、おう、困ったら言ってくださいよ。『警察』なんで」
ラディ「警察?、」
成瀬「おう、そうだぜ」
ラディ「あ、あの、青井らだおって人知ってますか?」
成瀬「?、あー、俺の先輩だな」
ラディ「……、なるほど、生きては居るんですね」
成瀬「ま、、まぁそうだな」
ラディ「ありがとうございます。警察署と呼ばれる所に行けば良いんですね?」
成瀬「おう、そこにらだお…ってからだお今日出勤してるっけ?」
ラディ「してなさそうですか?」
成瀬「無線にもいないし多分…寝てるな」
ラディ「あー、まぁ一旦行ってみます。警察署」
成瀬「車乗ってく?、遠いっしょ」
ラディ「あー、大丈夫っす。バイク乗るんで」
成瀬「バイクゥ?、免許は?」
ラディ「さっきヘラシギさんに…」
成瀬「一旦荷物検査な」
ラディ「あ、はい」
成瀬「特に怪しいものは…、ん?、」
ラディ「なんか、、ありました?」
成瀬「お前、、薬物じゃねえか?これ」
ラディ「え、どうゆう…」
ヴァン「見せてみろ」
成瀬「まだ居たのかお前、これなんだけどさ」
ヴァン「ふむ、、ただの花だが?」
成瀬「そうか…、まぁしょうがねぇ、今回は見逃してやる」
ラディ「あ、、あざす?」
成瀬「気を付けろよ、この街は突然殺されても可笑しくないからな」
ラディ「ぇ、き、気をつけます……」
警察署……
ラディ「おぉ、すごい…ここが警察署…」
??浦「うるさいっすねぇ!、だからなんすか!」
ん、なんか喧嘩か?、まぁ犯罪者は罰金とか嫌だろうな。
キャップ「いや、上司をバットで殺すんじゃない、だからなんだとはもっとなんだ?、つぼつぼ」
つぼ浦「そのうるさい口にもバットをお見舞いしてやりましょうか?」
キャップ「いや、お前の上司だ」
つぼ浦「あー、そんな時もありましたねぇ」
キャップ「いや、現在進行形でお前の上司だ」
つぼ浦「ちくしょう、うるせぇ上司を持っちまったぜ」
キャップ「はぁ、お前以外の部下を持ったらどんだけ良かったことか……」
!、俺も、よく言われたことがあるな…、あんな言葉に毎回へこんで、彼奴と比べられるんだ。分かってる、、俺が弱いってことも。
つぼ浦「俺もこんな上司を持たなければこうはなりませんでした」
……え、言い返してる…?、あーいうのは大体、黙ったりしかしたことないけど…、言い返すって言う手段があるんだ…、
そして、少し彼に興味が湧いた。
つぼ浦「あー、よし、どっか飲食店回るかぁ」
ラディ「飲食店……」
彼の後を追いかけて、どんな発言しているのか、飲食店で何を頼んでいるのか、歩くスピードはどれくらいなのか、全部知りたかった。俺の、成長に繋がると思ったから。
気づけば、彼奴の事なんてもう忘れてしまっていて、親に連絡をするのも忘れてしまっていた。
つぼ浦「ふぅ、一通り終わった所で……、おい!そこのお前!」
ラディ「ぇ……、、俺ですか?」
つぼ浦「お前以外居ないだろ!、何してるんだ?俺の後をずっと追いかけて」
ラディ「えっ、とぉ……」
つぼ浦「言えない事情なら、しょうがない」
ラディ「あ、あの!」
つぼ浦「?、なんだ」
ラディ「おれ、貴方みたいになりたくて……その、ずっと、追いかけてて、これは、憧れなのかなぁって、ずっと思ってて」
つぼ浦「お、おう」
ラディ「でも、こんなに何かに執着したことなくて、そして、気づいたんです」
つぼ浦「な、何にだ?」
ラディ「これは、、好意なんじゃないか、って」
つぼ浦「ぇ、、ぁあ、えぇ、、っとぉ……」
明らかに慣れてなさそうな反応が、また少し可愛いなって思えてしまった。ずっと観察していて、どんな姿も可愛いって思えてしまった。なんでだろう…、でも、俯いていた顔を上げたら、顔を真っ赤に染め上げたつぼ浦さんがずっとあうあういってる。大分可愛い。いつも以上に。まぁ、今日初めましてだけど。
つぼ浦「ぇっと、まぁその、段階というものがあってな?、今日会ったばっかだったら、その……まだ、お互いを知るターンすらないだろう?」
ラディ「俺は貴方を誰よりも知ってますよ、誰よりも愛しているし、誰よりも好きです。貴方が。」
つぼ浦「ぁ、、ぇぅ…、//」
ラディ「そんな初心な反応も好きです。ねぇ、つぼ浦さん」
つぼ浦「ぁ…?」
俺に、堕ちてくれませんか?
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いやぁ、毎回なんか、入れたいなぁとか思いながら……みたいな感じなんだよね…。続き書きます。いつか。かけたら書く。
文字数、3268!
ほいじゃねぇ。
コメント
2件
めちゃくちゃ好きです!続き楽しみにしてます!