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ーーーミオ視点ーーー
マッシュたちのいる部屋に向かう。はずだったのだが、
ミオ「…コワイ、」
そう、ミオは暗いところが苦手なのだ。
「うぅ…、暗いぃ…」
(フィン…お兄様…助けて…)
トトトトッ
???「レインも変わんないね〜。もうちょい妹さんらに気使えば良いのになぁ…」
前からトコトコと1メートル前後の女の子が歩いてくる。
ミオ「…え?子ども…?」
?⁇「…!?え、ちょっと…」
「キミ、僕のこと見えてるべ…?」
ミオ「え、あ、うん、まぁ」
⁇?「あちゃ〜まずいまずい。キミ!僕の事は秘密でね!」
ミオ「ひぇ!?はっ、はいぃ…!」
何がなんだかわからないまま返事をしてしまうミオ。
⁇?「そそ、良い子良い子」
ぐるぐると視界が回る。気がつくと、302号室に立っていた。
フィン「姉様!?」
扉を開けてフィンが出てくる。
フィン「姉様大丈夫?」
ミオ「え?フィン?ここどこ?」
フィン「302号室だよ。」
ミオ「え?でも私さっきまで医務室前の廊下に……あれ?」
フィン「姉様、大丈夫?とりあえず中に入ろ」
ミオはフラフラで、白い肌がもっと青白くなっていて立てるのがやっとぐらいだ。これには皆びっくりした。
レモン「え!?ミオちゃん!?大丈夫ですか!?」
マッシュ「あばばば…」
ドット「フィンのベットで一旦寝かせてやれ」
ランス「氷いるか?」
ラブ「ミオちゃん!?真っ青やで!?」
アビス「フィン君、運ぶの手伝いますよ」
フィン「あっ!ありがとうございます!」
協力しながらミオをベットに運ぶ一同。ミオをベットに運び終わった後に初めてアベルが口を開いた。
アベル「…おかしい」
アビス「…というと?アベル様」
アベル「ここら辺の魔力を見てみたんだが…何も無い。医務室からここまで時間はかかるだろう。魔法じゃ無いなら…どうして…」
マッシュ「…とりあえずはミオちゃんが起きてから話しましょ」
ーーーーーーーー
あれ?ここは…
モブ1「あいつなんなんだよ、神覚者の妹だからって生意気!」
モブ2「それな!そういやさ、ルーファちゃんってミオと同じ部屋だったよね?」
ルーファ「そうよ」
モブ2「じゃあさ!あいつの…」
「精神をぶっ壊してくんない?」
モブ1「名案じゃん!ルーファちゃんの魔法ならいけるよ!」
ルーファ「…そうね!やりましょ!私もあいつ大嫌いなの!」
ルーファちゃん…?どうして…?この前まで…この前までは…親友、だったよね…?
部屋に戻るルーファ、そして…
ルーファ「サインエスト!」
ミオ「…ぇ…るーふぁちャん?」
その時だった。その時…
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ーーーフィン視点ーーー
姉様、うなされてる…大丈夫、かな…?
ドット「おい、フィン、大丈夫か?」
フィン「うん、僕は大丈夫。」
フィン「それより…」
マッシュ「…ボコボコにして来ましょうか?」
フィン「誰を!?」
ーーーミオ視点ーーー
少しして、ミオが起き上がる。パーティーを最悪にしてしまった罪悪感と、今見た夢で悲しみが襲いかかってきた。
アベル「起きたか」
ミオ「あ…はい!」
アベル「…来てる時に誰か合わなかったか?」
ミオ「…?えーと…」
その時、「僕の事は秘密でね」と言う言葉が頭を駆け巡る。
ミオ「…見てないですね」
アビス「…じゃあ一体誰の仕業でしょうか…?」
少し重い空気が流れる。この空気にしてしまった罪悪感に襲われる。それを断ち切ったのはマッシュだった。
マッシュ「あの…シュークリーム食べます?」
フィン「今じゃ無いでしょ!」
ミオ「…あははwマッシュ君、一個もらっていい?」
そこからは楽しいパーティーが夜が明けるまで行われた。