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− 溺愛 − in ブルロ(玲王.潔.千切)
− 玲王 −
俺の彼女はめちゃくちゃ可愛い。童話から飛び出してきた姫のように可愛くて俺はいつもそんなお姫様に手の打ちどころがないでいる。『おはよう!玲王くん』俺が玄関で待っているといつもは下ろしている髪をハーフアップにしていた。「は、可愛い」『えへへっありがとう!』笑顔も可愛いとか普通にズルくね?『玲王くんの為に気合い入れてきちゃった!』と照れ臭そうに笑う🌸に俺は真面目に家に連れて帰ろうかと迷った。今俺の顔は有り得ないくらい緩んでると思う。もう毎日が幸せすぎて夢なんじゃないかと思う自分もいる。夢にさせねーけど。「行くか」『うんっ!』手を繋いで一緒に歩き出す。隣にいる俺だけの姫。もう絶対離してやらねぇから。
− 潔 −
今日は🌸と家デートの日。昨日の夜しっかり気合い入れて準備した。いざ当日となると心臓バクバクでもう◯にそうなんだが。インターホンを押して、なるべく平成を装い「俺だよ俺。開けて」と言う。玄関の扉が開いた途端天使が抱きついてきて心臓発作でるとこだった。『いらっしゃい!中上がって!』背中に巻きついた腕を離して足早にリビングに行ってしまう🌸。俺は靴を脱いでリビングに行った。案の定、ソファーには🌸がいて…だけど何か様子がおかしい。「…どうした?🌸。具合でも悪いのか?」と🌸に近づくと🌸は俺から離れて反対側のソファーに行った。「…は??」俺は動揺が隠せず、間抜けな声がでる。もしかして…俺のこと嫌いになった、とか?だんだん嫌な想像が俺を支配していく一方で、🌸は口をゴニョゴニョと動かして小声で俺に言った。「ご、めん…緊張してて」と真っ赤な顔で笑う彼女に見事に撃ち抜かれた気分だった。「はー…まじか、俺の方が緊張してるよ」と俺も講義し、最終的には2人で並んで映画をみるまで成長した。
− 千切 −
俺の彼女は大人しいと思う。自分から意見を言うことはほぼないし、積極性も破滅。オマケにお人好しときたものだ。『千切くん…?』でも俺はそんな彼女が愛おしいし、逃すという感情は一切ない。「ん?」『ボーッとしてるなって思って…あ、気分悪い?』自分の鞄からタオルをだして俺の心配をしてくれる彼女に俺はかなり酔ってると思う。「別に平気。気分が悪いって言ったら何してくれんの?」と意地悪な質問を彼女にぶつけた。『す…涼しいところに行く?、とか』やっぱり、真面目な彼女にはこの答えがでる。「俺が気分悪い時は_」と彼女の両腕を掴み俺の脚の間にハマる。彼女の身長は俺と相性がいいらしく、キスもハグもしやすくて助かる。『ひッ…えっと…千切くん?』困惑してる彼女を見るのが好き。だから定期的に虐めたくなる。「んー」首筋に吸い付いて彼女の匂いを吸う。太陽の様な匂いと彼女の汗が少し混じっている匂いが好き。「お前は絶対目移り禁止」『めっ、?!…し、しないし!』拗ねた顔でいう彼女に俺は完敗の狼煙をあげる。
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