テラーノベル
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日帝 「…何を言ってるんだ?」
日帝 「信用出来ないやつに情報を渡して何になる?」
日本 「いやいや、私は日帝のこと信用していますよ?」
日帝 「負のオーラがなんとかって言ってただろ…」
日本「まあいいじゃないですか。貴重な情報が無料で手に入るんですよ」
日帝 「…何考えてるのがわからないが聞こう」
日本 「そこまで大事な話でも無いので気楽にして下さい」
日本 「最期にいい思い出をつくりたいんです」
日帝 「……最期?」
日本 「代償ですよ。能力の」
日本 「代償が積み重なって行くんです」
日帝 「代償、重すぎないか…?」
日本 「まあ強すぎますからね」
日本 「残り2カ月くらいなんです」
日本 「それまでに今この世界で一番強い日帝さんとお話したくて」
日帝 「……人類最強が何を言ってるんだ?」
日本 「何年生きてると思ってるんですか。自分より強い人なんて見ただけで分かります」
日帝 「最初戸惑ってただろ…」
日本 「まあ今まで自分より強い人見たことなかったですからね…」
日本 「日帝さんだけじゃありません」
日本 「もう1人、私より強い人がいますよね」
日帝 「……」
日本 「私が気付いていないとでも?」
日本 「そして私の能力は『自分に能力をつける能力』」
日本 「何でも出来るわけではありません」
日帝 「何でも出来てないか…?」
日本 「いえ、具体的に言うと『この世界に存在している能力』を全て使うことが出来ます」
日本 「全人類の能力を使うことができるんです」
日本 「チートですよね」
日本 「でも使えなかったんです」
日本 「貴方の能力と、パラオさんの能力」
日帝 「…!」
日本 「最初は私の能力が衰えたのかと思っていました」
日本 「でも今では分かります」
日本 「貴方達はこの世界の住民じゃないですよね?」
日本 「同じタイミングで来た2人が私より強くてこの世界にはない能力を使っている」
日本 「流石に不自然すぎますよ」
日帝 「…良くおわかりで」
日本 「日帝さんが帰ってきたとき、パラオさんの気配がこの世界から消えた…」
日本 「パラオさんを何処にやったんですか?」
日本 「偽物を用意してまで何を隠しているんですか?」
日帝 「何が大事じゃないだ…めちゃくちゃ大事じゃないか」
日本 「あれ、そんなこと言ってました?」
日本 「私も能力のこと教えたので良いじゃないですか」
日本 「誰にもいいませんよ、私は」
日帝 「隠していることまでは言えないが……あいつはいけないことをした」
日帝 「だから処罰したんだ」
日本 「……何をしたんですか?」
日帝 「今はまだいいだろ?」
日帝 「あと二ヶ月もあるんだ」
日本 「まあそうですね」
日本 「楽しかったです」
日本 「残りの2ヶ月間毎日宜しくお願いしますね!」
日帝 「ああ」
日帝 「……え?」
コメント
5件
やばいワクワクが止まらなすぎる
日帝、、、これから毎日話さなくちゃいけないのか、、、、、
...え、泣いてしまう。絶対に最終回近くなると泣いてしまう。もう一回見直してきます