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「いきなり声をかけてくるものだから、驚いた」
正面のソファ席に座っている 透子(とおこ)が、腕を組んでうなずく。
空太(くうた)の隣には 杏葉(あずは)がいる。
ここは碓井さんと入った喫茶店ではなく、駅前にあるカフェ。
「驚いたのはこっち。今日は仕事じゃなかったの?」
「終わって学校に向かったのだが、すでに終わっていてな。仕方がないから、少し教室で勉強をしていたんだ」
「時間をみれば気づくものだと思うけど、透子ってそういうボケキャラだった?」
「今はそうかもな。いつもは、このようなことないが、今日に限ってボケっとしてしまっていた」
自嘲(じちょう)の笑みを浮かべ透子だが、生気を感じなかった。
「仕事、大変なの?」
「それなりに。だが、おかげで毎日が充実しているよ」
「いい経験になっているんだね」
感心する杏葉に、透子は今度こそちゃんと笑ってくれた。
「そ****************
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