テラーノベル
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「手を「出される」のはどうだろうな?―――」
蜂蜜よりも甘く、甘美な瞳に見つめられる。
手を引かれ覆いかぶされる体制になり。慣れている行為なのか、これまでの動きに一ミリだった迷いはなかった。
(0時までに、付き合うと言わせれば)
そうと決まれば即行動。余裕なさげに顎を掴み、口をつけ貪る。社長は「♡」なんて目に浮かべ、期待を込めてされるがままになっている。興奮半分、生存目的半分。
しかし女相手に経験はあっても男相手にはさっぱりだ。口を離せば間に銀色の糸がたらりと垂れる。
そして、劣情に支配された瞳が俺を映す。
「っ、」
「男、抱いたことあるか?…ココ、使うんだぜ♡」
興奮と期待と、彼の思惑に飲み込まれそうになる。
くるりと背を向けて、男にしてはそれなりに肉付きの良い臀部を向けられる。
「…なぁ、ほら、脱がせて?」
社長机に腰を掛け、ベルトを指さされた。
ごくりと唾を飲み込む。かちゃかちゃと音を立てながらズボンを脱がせるための行動をしていく。
「あははっ、経験なさそーでかわいいなぁ♡」
わしゃわしゃと雑に撫でられ、悪い気はしなかった。
ズボンも、下着も、全て脱がす。そこには、たらりと中からローションが垂れた、準備万端な孔があった。
「……良いんですね」
「おう、まずは、指から」
指。指。ひとまず、人差し指を挿入する。
「あっ♡んっ、いい、なぁ…っふ♡」
それだけでびくん、と背を反らし軽く善がる。グリフィンさんとは確実に〝そういうこと〟をしていた彼が、どこまで、どれだけ多くの経験があるのかと考えればふつふつと熱を持つ何かはある。
(確か、気持ちいいところが…)
なけなしの知識を総動員させて、広げるよりも腸壁を刺激する動きへ変えていく。
「っ、〜〜っ、♡ぁ、ぅん♡っふぅ…っ♡」
心做しか、彼も触ってほしいところがあるように腰を振っている。
(…ここか?)
「っあ〜〜っ!?♡♡ぁっ…♡や、ぁっ♡そこ、」
腸壁、ふっくらと、コリコリとした触感の独特な部位。
ただなぞるよりも遥かに良い反応をした彼をもっと見たいと思って、そこを重点的に指で擦ってみた。
挿入している指はいつの間にか二本になっている。
「まっ、ぁ、、むり!♡まって、でる、でる、ぅ、ッ!!♡♡」
止めようとするその腕にはあまり力が入っていない。
いつもヘラヘラと笑って、グリフィンさん相手にすらあの余裕を見せていた社長が、ここまで乱れて俺に縋っている。
その事実がたまらない。やめる気はなく、絶えず擦っていれば絶頂したのかびくびくと身体を跳ねさせ、中はきゅうと強く指を締め付けた。
「……っ、は……っ♡いい、じゃん、♡」
「……」
再び余裕ありげな表情に戻ってしまったので、達したばかりで敏感な前立腺を強くゴリ、と抉ってやった。
「あ゛っ、!?♡」
そして、隅に変なものを見つけた。
「っは、ぁ…っ、なぁ、先にイかせてくれた紳士な(なまえ)。お前は、イかなくていーの?♡」
社長机の上に座り、開脚して、ドエロい出来上がった孔を見せられる。質量を欲しそうにくぱくぱ開閉してる。煽られている。そう思った。
正直、〝推し〟の痴態はすごく興奮する。実際息子は臨戦態勢だ。
しかし、本来の目的はセックスじゃない。
社長に「付き合う」と言わせることだ。
それはつまり、と、俺は屈む。
「?」と、思った通りの反応が帰ってこなかったことを不思議に思ったのか感嘆符を浮かべる社長。
「これ、落ちてましたよ」
「!」
あったのは、男性器を模したデイルド。ON/OFF、そして強中弱のスイッチもあるので、振動するものだと思う。
実際に生で見たのは初めてだ。
「……それ、どうするんだ?」
「……俺はね、社長。社長のことが、本当に好きなんですよ」
社長机にそれを置く。期待かは、恐怖かは、込めていた感情はわからないけれども。確かにその玩具に目は釘付けだ。
そしてその隙に、彼の両手を万歳させ、頭の上で彼のネクタイを使い縛った。
「っえ、」
素っ頓狂な声が漏れた。今更驚いてももう遅い。拘束し、身体の自由を奪ったうえで、再びデイルドと手に持つ。
「これだけ出来上がってるなら、ローションなしでも入るかなぁ」
「っな、♡お、ぁ、〜〜〜〜〜っ゛……♡♡」
びくびくとつま先が震えた。コツン、とぶつかった。奥まで挿入してやった。
それだけで軽く達してしまったのが、びくびくと痙攣が止まらない。美味しそうにデイルドを飲み込む孔に、蕩ける顔に、反応に。全てが興奮材料だった。
「待って、まって、…♡」
「これ、振動とかするらしいですね」
カチリ、無感動な音が鳴る。振動をONに、まずは弱を選択する。
「ぁ、あ…っ゛♡♡ナカで、ぶるぶる、震え、てっ♡♡きもち、いい…♡♡」
これだけでも達せそうな彼を尻目に、強まで振動を上げた。
「あぁぁぁっぁあぁああ゛!!!?!♡♡♡んなっ゛!!!!♡♡♡♡♡ぁ、あぁぁあぁ゛!!!♡♡♡♡」
びゅく、びゅる、びゅる。
達した。彼のお可愛いモノから白濁が出る。
しかしやめず、止めず、振動を止めない。
「イっ゛、ぁあぁ、ぁああっ゛!!!!♡」
大絶叫。イきっぱなしは辛いだろう。しかし生き残るためなのだ。ここは、心を鬼にして。
「俺、本当に社長の事が好きなんです」
「ぁああぁあぁ゛!!!!♡♡♡♡あっ゛ぅああ!!!゛♡♡♡」
「イきすぎて、辛くなってませんか?付き合うって言ってくれたら、やめますよ」
「つ、つきあっ…???♡♡あ゛、あぁ゛あッ、あ……っ゛♡♡♡♡」
会話もままならなくなったのはいけないと思い、振動を弱まで弱める。
先程までの辛い快楽と、イきすぎて敏感になった腸内で快感を貪る。
もはや、前からは何も出ていない。
「それで、付き合ってくれませんか?」
「っで………♡♡」
「え?」
「なんで、弱め、っちまったんだ……ッ?♡♡」
快楽に侵食されきり、頭のナカまでドピンク色。アプローチ方法を間違えたみたいだ、と悟る。
思っていた以上に、この人は気持ち良いこと大好きなド淫乱らしい。
「……」
「ぁ、う…゛♡♡ぁ……♡♡♡イけな、イけな……♡♡♡いっ」
ふるふると、硬い社長机で悶えるのは数々の男を経験を持ってきたと言われている人間だ。
使えるものは全部使う。
ネクタイはもう解いていた。前のシャツを開け、ぶるぶると緩く揺れるローターを乳首に触れるか触れないか程度の間隔で当てる。
「赤いですね、ここ。沢山擦られたんですか?」
「っ、ぅ゙ーー、ぅ゙、」
「おっと。ダメですよ。普通だったらここだけでイけないはずなんだけどなぁ」
そして、彼がイきそうになったらぱっと離す。
ピンク色のぷっくら乳首を想定していたが、沢山の経験をしてきた彼のそこは赤く色づき主張している。
どこもかしこも敏感な彼は、焦らしにだってその部位だけで充分だった。
「ね、俺と付き合うって言って」
「ぅ…ぁ゙あ……イ、きた……ぃ、」
「ならほら、言ってください」
「……??♡♡」
メスイキも甘イキもオスイキも全てたっぷり経験した後の焦らしだ。もう頭のナカの理性なんて残っているはずがないのに。
そして、そろそろ股間が張りすぎて限界なのでいい加減折れてほしい。
「ねえ。ほら。付き合いましょ?」
「ぅ゙…ぁ゙……」
「付き合うって言ってくれたら、たくさん良い思いをさせてあげます。好きなだけイかせてあげますよ」
「つ、つきあ…??つき、あ……♡♡」
チャックを下ろす。痛いほどに勃起したそこを出来上がった孔に擦り付ければ、快感の予感を感じたのか目をギラギラと輝かせた。
ちゅうちゅうと孔が先端を吸い付く。いれてほしいと言っているようだ。
「…いれてくれたら、考えるっ♡♡」
「か、かんがえ…まあ、もういいか」
それでも尚、一筋縄で頷かない彼に脱帽しかけた。
流石の流石に〝推し〟の痴態を見せつけられ、今の今まで放置されていた俺の下半身が我慢できなかったのか、がっと腰を掴んでは勃起したそこに思い切り挿入した。
「きっ……♡たぁ〜〜〜〜っ゛?!?!♡♡ぁ゛っ♡♡♡♡あ♡♡」
「っま、!!ふ、ぅ〜〜っ…」
盛大にイき散らす。
焦らしに焦らされ続けた彼の身体にようやく刺激が訪れ、きゅうぅ♡♡と強く締め付けては潮を吹き散らした。
そして、そんなふうに締め付けれれば俺も限界で、ナカへ思わず出してしまう。
「へへ♡はらのなか、あったけ、ぇ…♡♡」
彼のまぶたが下がっていく。イき過ぎたり焦らされたり吹いたりで疲れたのか、眠りに入る寸前のようだ。
「――っお゛!!!!!♡♡♡♡」
ま、いれたばかりの俺がたった一回で満足できるはずもなく、再度律動を始めたのだけど。
結局、「付き合う」と言わせることを忘れて獣みたいなセックスをしたし、何度も孕ませようと中出しをしたが、そのままタイムリミットが来て心臓は爆散した。
#推しの大切な人に成り代わる
コメント
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わあ…第1話からすごい熱量…!🔥 タイトルからドキドキしたけど、読んでるこっちまで息詰まるような展開だったわ。社長の余裕ある態度から一転して追い詰められていく感じ、めっちゃエモいし緊張感あった。最後のオチで「言わせるの忘れた」って…そこ!ってツッコミたくなった(笑)この先どうなるのか気になる〜💦