宮舘涼太
「○○、もう俺たち今日で恋人関係を終わりにしよう」
今日は彼と付き合って10年目の記念日
記念日は映画を見に行ったり、
お揃いのものを買ったり、
ゆったり過ごす記念日が多かった
けど今日は10年目と言うこともあり 、
綺麗な夜景が見えるレストランに来た
正確に言えば連れてきて貰ったかな
普段着なれない赤色のワンピースが
今日は輝いて見えた
夜景を眺めながら
食事をいただく
『夜景、綺麗……』
「そうだね」
一言だけ告げ
彼は食事を口へ運ぶ
彼の様子はいつもと違い
どこか悲しそうな表情を浮かべていた
食事はコース通りに進み
終盤に差し掛かったとき、
今まで無言だった彼が
口を開いた
「○○、もう俺たち今日で恋人関係を終わりにしよう」
彼の言葉に私は驚きが隠せなかった
『涼太、嘘だよね……』
「嘘じゃない」
真剣そうな顔の彼を見つめながら、
私の頬には一粒の涙が通る
彼はイスから立ち上がり、
私の近くまで来て 跪く
そして、ズボンのポケットから
小さな箱を取り出し
私の胸元近くで開く
中には光輝くダイヤモンドの指輪
その瞬間溜め込んでいた涙が溢れだした
「ずっと、待たせてごめん。俺と結婚してください 」
彼の言葉に迷いはなかった
『はい』
そう答えた
彼は私の左手をとり
ゆっくりと薬指にはめる
「これからは恋人じゃなくて、俺のお姫様になってくれますか?」
笑顔でそう言う彼に
『私の王子様になってください』
そう告げた
薬指にはめられた
お揃いの指輪は
世界で一番輝いて見えた
END
最近の物語は駄作ばっかでごめんなさい
コメント
7件
全然駄作じゃないよーー!! ほんっとに毎回最高すぎ…︎👍🏻 💞