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『 9月1日 』の緑sideです
緑 『 … どこ行くの 』
ドアノブに手をかけた君に声をかける
桃 『 ぅあ … えっと 、、 』
緑 『 家出 ? 』
『 それとも自殺しに行くのかな 、 明日は9月1日 だし 』
桃 『 っ … 』
図星 、 か …
桃 『 ッ ごめ 、 なさ っ … 』
緑 『 何謝ってるの ? 』
『 別に俺らんらんがやること止めないし 、密告し ない 』
桃 『 … ! 名前 っ … 』
緑 『 … みこちゃんがそう呼んでたから 、 』
桃 『 … へへ っ 、 笑 』
緑 『 … ! 』
君は 、 そんなふうに笑えるんだね
緑 『 … これ あげる 』
桃 『 … ? さくら 、、 』
緑 『 耳につけるんだよ 』
『 つけてあげよっか ?』
桃 『 おねがい 、 します … 』
緑 『 … ん 、 似合ってる 』
桃 『 … ! ありがとぅ 、 』
緑 『 早く行きな 』
『 お父さんが帰ってきちゃう 、 笑 』
桃 『 … コクッ (頷) 』
ガチャ … とらんらんが扉を開けた
… もし
緑 『 もしまだ生きたいなら なっちゃんに会いに行 ってね 、 ! 』
桃 『 すちありがとう 』
『 みことにごめんって伝えて 』
俺は悟った
らんらんは生きる気が無いのだと
緑 『 もうちょっと … もうちょっとだったのに ッ 』
もうちょっとで皆助けられたのに 、、
ごめん
らんらん
ごめん
みこちゃん
タンタンッ と 階段をあがる
みこちゃんの部屋の前につき 、 深呼吸してからノックした
緑 『 みこちゃん 、 お風呂空いたよ 』
みこちゃんがお風呂に行ったと同時刻
お父さんが帰ってきた
緑 『 … おかえりなさい 』
父 『 あいつは 。 』
緑 『 … 逃げちゃったみたい 笑 』
バコッ と 大きな音がなり 、 俺の左頬に痛みが走った
緑 『 っ … 』
頬を抑えて睨みつける
父 『 俺に対してそんな態度とっていいのか ? 』
『 … 何のために俺がお前を監視員にしたと思って る』
緑 『 知らないよ 、 そんなこと … 』
緑 『 … ! ごふっ 、 』
腹を蹴られた
父 『 もうお前は用済みだ 。 』
目を覚ますとリビングだった
外は薄暗く日が昇る前のようだった
緑 『 ぅ” … 』
声が出なかった
喉元を抑えると 、 手に血がついた
俺の喉は潰れていた
首元に包帯を巻いて季節に似合わないハイネックの服を着た
父 『 … ちがう 、 おれは 』
『 らん … ? 』
『 ちがう 、 先輩 ッ ? すみません っ … 』
『 … なつ 、 ? 』
隣の部屋で何か話している声が聞こえる
母 『 … っ お仕事の時間じゃないんですか ッ? 』
父 『 うるさい っ !! 』
『 俺に指図するな !! 』
母 『 すみませ っ … 』
父 『 … いいことを思いついたぞ 』
『 これからの標的はみことだ 』
母 『 へっ 、 ? 』
父 『今までらんにやってきたことをみことにやるん だ』
『 やらなかったらどうなるのかは分かるな ? 』
母 『 はいっ … ポロポロ 』
そう言ってお父さんは外に出て行った
それからしばらく 、 お母さんは泣いていた
次はみこちゃんが標的
緑 『 っ … 』
大丈夫
今日で終わりだから
朝
みこちゃんがリビングに入ってきた
その瞬間お母さんがみこちゃんを叩いた
黄 『 へっ … ? 』
その時俺のスマホが小さく震えた
< いるま 🔍 📞 彡
お父さん受け入れてくれる病院見つかったぞ
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遅い 、 よ …
お父さんは精神病を患っていた
____
お母さん 、 もう頑張らなくていいよ
お父さんの言う通りにしなくて大丈夫
受け入れてくれる病院見つかったって
____
そう書いた紙を見せるとお母さんは泣き崩れ 、 みこちゃんにたくさん謝罪をしていた
黄 『 な っ … 、 どういうことなん ??』
みこちゃんは困惑してた
お母さんが泣きながら説明してるけど多分伝わってないし
後で説明書いて見せてあげなきゃな …
… らんらんはどうなったのだろうか