瑠斗がデート。女子と?誰にも内緒で…?
どういうことだ、それは。全く意味が分からない。
「いや…ミツル。もう一度聞くけど、どこ情報だよそれは?」
「だから、見たって奴がいるんだってば。腕組んでイチャついて、1個のアイス半分ずつ食ったりよ。バイトとか言って嘘ついてまで女と密会してるとかどんだけだよ」
「だ、だけど嘘と決まったわけじゃ…」
「嘘だろ。それかバイト先に女がいるか、だな。瑠斗の奴さぁ、女に興味ねえって感じだったくせに。結局はアイツも軟派な奴だったってことだ。俺様のチームに入れなくて正解だったぜ」
「…………」
「だいたいアイツは初めて会った時から気に食わなくて──…」
ミツルの声が遠い。何も考えられなくて、目の前が霞んでいく。
だって、瑠斗に彼女がいるなんて。そんなの一瞬だって考えたこともなかった。******************
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