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私が話し終えたあと、三神先生はしばらく何も言わなかった。
―― 勝手なこと、し過ぎたかな
「意外で……でも……」
ホテルの駐車場で徐行運転になった時、先生がゆっくりと口を開いたけど、何のことかは分からない。私は車のエンジンが切られるまで、何を言われるのかドキドキしながら待った。
「石川樋代さん」
「はっ、はいっ!」
フルネームで呼ばれ、怒られる!と覚悟した私はシートベルトを外す。そして少し運転席へ体を向けると、両手を膝に置いてハンドルを見た。
「僕を見てくれる?大切な話をさせてほしい」
先生の指が私の顎先に触れて……触れた部分から、カーッと熱くなる。
「……僕が樋代さんの名前を覚えた頃から、ずっと変わらず真っすぐで、心配りが出来て、控えめなようで力強いのは、君が自分の考えや信念をしっかり持っているからだと、こうして話すようになってわかった」
先生は瞬きを忘れているのでは?と思うくらい、私をじっと見て話す……私も瞳を揺らすことさえ出来ない。
「ますます惹かれているってだけだから、心配しないで」
―― 頷いた方がいいのか……
―― 個性的な告白……?
「昨日の樋代さんの行動を咎めはしない。お母さんを巻き込まれた気持ち、それから……土曜日に弁護士へ連絡をしなかった気持ち、分かるからね。次は、なんて言うつもりもない。もう同じことはないから。ただ……約束は撤回させてもらう」
「……約束……ですか?」
「そう。『この問題が解決したら、必ず告白する』そう言っていたけれど、守れそうにない……ごめん」
―― こんなにドキドキさせておいて……?
私も勝手だけれど、そう思ったのは、もう三神先生に惹かれ始めているからだ……と気づいて、視線を落とした。
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コメント
3件
樋代ちゃん〜がっかりしないで!!三神先生の目を見て、きっと告白よ😍
うんうん三神先生!いいえ京介さん! どうぞどうぞ約束撤回して今すぐ告白を💖 樋代ちゃん!視線をあげて⤴︎☺️ 先生が樋代ちゃんをフルネームで呼ぶのスキ💓

この件が終わってからじゃなく、すぐに告白するんだね😍 OKだよ~🩷