テラーノベル
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第2話、お読みいただきありがとうございました!
今週はもう一つ、お話の投稿です!
気づくとそこには見慣れた光景。
俺は、渋谷ハチ公前に着地していた。
さっき俺は宇宙にいたんだよな?そもそも夢でも見てるのか???
ほっぺをつねるけど…痛い…ということは、ここは現実世界ってこと?
辺りを見回すと逃げ惑う人たち。
逃げてきた先を目線で辿るとそこには、液晶広告を全身にくっつけた高さ10mの人造人間がいた。
でかっっ、そして怖っっ!!!
📺「オマエラ ノ エガオ ニ ナルモノ 、 ゼーンブ ナクシテ ヤル」
そう言って人造人間は、渋谷駅周辺近くの商業施設を破壊している。
俺は、咄嗟にある場所を確認した。
そう、俺らの事務所がある渋谷ヒカリエだ。
アイツの進行方向だと、明らかにヒカリエも破壊される…
みんなが大切にしてきたあの場所が…!
もちろん、今渋谷の街を通行してる人たちも危険に晒されている。
そうだ、やってみるしかない!
俺は手に持っていたメガホンをドデカ人造人間に向けた。
💙「おーい!!そこにいるドデカ人造人間!!渋谷の街で大暴れしないで!!!」
すると、こちらに気づいたのか、アイツは俺の方に体を向けた。
📺「オマエ 、 ダレ ダ…」
💙「ひぇっ…」
改めて見ると、そいつは相当不気味だった。
身体についている画面は全て片目のみの映像を流しており、接続コードは体表から透けていてモニターに繋がっている。
コードはまるで血管のようにどくどくと脈打っているみたいだ。
📺「ニンゲン ノ コエ ガ スル、 チイサク テ ヨク ワカラナイ、」
俺の声は聞こえているのに、全然こちらに気づく気配がない。
いつもなら、この身長差ネタはAMPTAKの中で行われるもの。
メンバーが俺の身長のことでいじり、俺が圧を持ってそのイジりを制するというノリがあった。
しかし、そのきっかけとなる言葉を、このドデカ人造人間から発せられることに物凄い嫌悪感と不快感を覚えた。
沸々と込み上がる怒りがお腹の中から外にぶっ放したい気分に駆られる。
俺は、メガホンのマイク部分を口の前に構えて、大きく息を吸った。
もちろん、言いたいことはただ一つ。
💙「ちっちゃくないもんっ!!!!」
するとメガホンが青く発光し、そこから太めのビームが人造人間に向かって真っ直ぐ伸びていく。
📺「ナンダ 、 コレ ハ、、、、」
ビームが命中したドデカ人造人間は、呻き声と共に光に包まれ小さな光の球体になると、空中に弾け飛んだ。
途端に渋谷の街が元に戻った。
さっきまで逃げ回っていた人も何が起こったのか、それとも夢だったのか、辺りを見回しながら、何ともなかったかように各々の生活へと戻っていく。
そして、俺の服も変身前のものに戻っていた。
なんだったんだ、今の、、、
すると、どこからかペンちゃんの声がした。
🐧「ちぐちゃん、聞こえる?」
💙「ペンちゃん!!これは一体、、、?」
そばに来たのかと思って見回すけど、ペンちゃんがいない。
🐧「しぃーーっ!!!今、ちぐちゃんの脳内に直接語りかけてる。とにかく急いで宇宙船に戻すから、詳しい話はそこでするね」
その言葉と同時に人も車も風も、この世界全ての時が止まった。
それから次の瞬間、俺は宇宙船の会議室に戻っていた。
目の前にはペンちゃんが円卓の上でぴょんぴょん飛び跳ねている。
なるほど、これがテレポートってやつか。
ようやく、少しずつ俺のいる状況が飲み込めてきた。
あとがき
物語の書き始めってめちゃくちゃ難しいな、と常に思います。登場人物の必要な情報をある程度出す場面。
どこまで説明しようか、まだまだ調整中です💦
いつまでも説明続きだと、私も飽きちゃうので、そろそろ新たな要素入れてこうかなと思っています📣💛💜💚💙❤️🩷🌈
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