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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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私たちが付き合ってから、早3ヶ月。世間からは別れやすいと言われている。私はそんなことないと思いつつも、不安になっていた。3の倍数の時は危ないと言われると信じちゃうし、不安にもなる。でも、今までの佐久間くんを見ている限りそんな素振りは全くなく、別れるなんてことはないと思う。

あの光景を見るまでは………

私たちはいつも通り一緒に帰っていた。すると佐久間くんから

🩷「◯◯ごめん、明日一緒に帰れそうにない。」

と、急に言われた。でも、委員会とか、なんか役割があるんだろうなーと思い私はいいよ!と返事をした。

すると佐久間くんは、私のことを抱きしめた。いつもと変わらない、いつも通りの日常。

楽しく話していると、気づいた時には私の家の前にいた。あ〜あ。今日ももう終わりかーなんて思いながら、

佐久間くんに抱きついて家に入っていった。

でも、なんで今日言ったんだろう?

今日の連絡では何も言われなかったし、佐久間くんは隠し事はしないし、なにか用事があったら必ず言ってくれる。どうしたんだろう?なんて考えながら私は眠りについた。

そう言われてから数日間一緒な帰れない日々が続いた。

目が覚めるとスマホが光っていた。

ん?なんだろう?そう思いながらスマホを除くと佐久間くんからメッセージが届いていた。

🩷『◯◯おはよう。ごめん今日一緒に行けそうにない。だから先行ってるね。また学校でね。』

と打たれた文字。え?なんで?なんて疑問を持ちながら私は家を後にした。学校に着くと佐久間くんの姿とクラス1美人の××さんの姿があった。え?な…んで…

その場から動きたいのに体が動かない。

どうしよう……

なんて考えていると××さんが佐久間くんの近くに行き

頬に優しくキスをした。え…?な…んで…今キスしたの、てかなんで佐久間くんも拒まないの?どうゆうこと?分からない。朝から最悪。もう今日はこのまま帰ろうかな、なんて思ったけどさすがに授業は受けていこうと思い教室へと入った。

🩷「◯…◯…いつからいたの?」

 ◯「え?いまさっきだよ!いまさっき来たばっりだよ。」

なんて嘘をついた。すると佐久間くんは、私の手を掴んで教室を後にした。

◯「佐…久間…くん?」

なんて問いかけると少し焦ったような顔をしていた。

あ、やばい。焦ってる。というかなんとなく嫌な予感がする。

🩷「◯◯あのささっきのことなんだけど…勘違いしないでね。俺、◯◯のことしか見てないから」

なんて言われてもいまさっきのこと見せられて、

いつも通りいろって言われても絶対に無理。

◯「うん、わ…かっ…た。ごめん。今日はもう話しかけないで、」

あ、私今1番言っちゃいけないこと言った。最悪だ。

🩷「え、なんで、俺なんかした。さっきのことは本当になんでもないから!本当に気にしないで、」

そんなこと言われても無理だよ。今まで優しい言葉ばっかりかけてくれた人に裏切られた気持ちになってる時に?

◯「そんなの無理だよ!私だって佐久間くんを信じたいよ!でも、無理なんだよ!あんなの見せられて!私だけだと思ってたのに….佐久間くんは簡単に色んな人に自分を触れさせるんだね………

ごめん。怒鳴って。今日はもう帰るね、先生に伝えといて。あと、今までありがとう。××さんと幸せにね」

とだけ言い残して学校を後にした。

はぁ〜最悪だ。怒りに任せてつい言ってしまった。

あんなこと言うつもりはなかったのにな…。なんであんなことになっちゃったんだろう…本当に、なんであんなことになるんだろう…もう何もかも嫌だ。このままどこかに逃げ出したい。そんなことを考えながら帰り道を歩いていると、ふと、後ろに熱を感じた。え?振り向くと後ろには佐久間くんがいた。な…んで…××さんといっしよにいたいんじゃないの?なんでここにいるの?

🩷「はぁーはぁー◯…◯、なんで帰るの?怒ってる?いや怒ってるよな、ごめん。でもどうしても説明したくて。今日の朝のことなんだけど、あれキスされてないんだよね。俺が朝早く行ったのは今日◯◯の誕生日じゃん。だから、先に行って◯◯にサプライズしようかなって思ってたんだけど、俺が着いた頃に××さんいて、なんか俺に近ずいてきてずっと俺のとこにいたんだ。で、◯◯が来た瞬間にキスしてるように見せたんだ。だから、俺なんもしてないよ。俺はずっと寝てたし。キスされそうになった瞬間に起きた。だから、キスしてないんだよ。」

え、な…んで急にそんなこと言うの、わ、わたし酷いことした。なんにも知らないくせに……

◯「ごめん。ごめんなさい。ごめんなさい。勝手に被害妄想して、1人で暴走して、1人で裏切られたなんて思って。佐久間くんのことしっかりと信じたいのに信じきれない自分がいたの。でも、今の聞いて本当の事だったんだってわかった。さっき学校で言ったこと許してくれる?」

なんて佐久間くんに抱きつきながら言った。

🩷「はぁ、当たり前じゃん。てか、俺が悪いんだし。◯◯を心配させるようなことをした俺が。だから◯◯は謝らなくていいよ。これからも俺の隣にいてくれる?」

私は深く頷いた。そのまま佐久間くんの口を塞いだ。

あーよかった。やっぱ3の倍数の日は危ないけど、

私たちは大丈夫だったね。大介くん。

これからも近くにいてね。大好き。

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