桃黄集

取られたくない

桃said

突然だが俺には好きな人がいる

幼稚園の頃からの幼馴染で家が隣

髪が金髪でサラサラ

しかも周りに気遣いができる

黄「ねぇ、どうしたの？」

そう俺の好きな人はコイツ…るぅとだ

桃「どうもしてねぇよ」

黄「いや、なんか真剣に考えてたでしょ！

なーに考えてたの？」

るぅとの事が好きだってこと考えてた..

なんて言えるわけないし、

桃「冬休みになにしようかなーって」

黄「あぁ〜、冬休みのことね..あっ！」

桃「どうした？なんか思い出した？」

黄「うん！映画の無料券貰ったのねこの間」

桃「そっか、それがどうした？」

黄「だから冬休み、一緒に行こ？」

るぅとは男女問わずめっちゃモテるのに俺なんかが一緒に映画に行っていいのか？

黄「黙っちゃってどうしたの？もしかして何か予定あった？」

桃「ううん、ないよ」

ある訳ない、予定なんてるぅと関連しか入れないって決めてるからな

黄「じゃあ一緒に行ける？(´｡✪ω✪｡ ` )」

桃「行けるよ。一緒に行こっか、」

るぅとにあんな顔されて断れるやついないって

黄「やったー!細かい事はまた考えよ？」

桃「そうだな」

ある日

担任「今日から転校生が来るぞー、」

モブ男子「おぉーｯ！女子？可愛い？」

モブ女子「いやｯそこは〜男子で、イケメンでしょ！」

担任「まぁまぁ落ち着け、転校生ー！入ってきていいぞｯー」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

担任「自己紹介よろしく」

転校生「軽ｯwあっ、高橋悠里(たかはし ゆうり)でーす」

悠里「前の学校ではサッカーしてました、」

担任「はいｯ拍手!、…高橋はるぅとの横で」

悠里「りょうかいっすｯ」

担任「お前も軽いじゃねぇかｯw」

クラス全員「www」

悠里「よろしくな…名前なんだっけ?」

黄「るぅと、黄海るぅと。よろしくね」

悠里「当分さ..教科書みせてもらっていい？」

黄「うんｯ、もちろん」

悠里「ありがとｯ」

なーに、話してんだろｯ..

隣と喋るなんて当たり前なのに……嫉妬しすぎ

こんな気持ちるぅとに知られたら…

想像しただけでもヤバすぎるって…

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

あっ、HR終わった。一限移動か、

るぅとのとこ行こｯ

桃「るぅｯ..」

悠里「るぅとくん、移動一緒にしない？」

黄「いいけど..さとm」

悠里「じゃあ行こっか！」

るぅとが転校生に手を引かれながら、たとまどった顔で俺の方を見てくる、

はぁ…大丈夫じゃねぇけど言わないと

桃「大丈夫だから、行ってきな(口パク)」

黄「ごめん(口パク)」

先生「2人1組作ってー、」

るぅとと組もー…

黄「さとm..」

悠里「るぅとくん！一緒にやろ？」

黄「え..あっ、うん」

また…俺もるぅとと組みたいって、

お昼休み

るぅとと屋上で食べよ…

あっ..でも

悠里「るぅとく〜ん、一緒に食べよ？」

黄「あ..いや〜」

悠里「えっ?俺と食べるの嫌なの？))圧」

黄「うｯ…そういう訳じゃないよ💦一緒に食べよっか」

ですよねー….

るぅと以外なんて誰と食べればいいんだよ

黄「あっ!さとみくんも一緒でいい？」

えっ！ありがとぉ〜るぅと✨

悠里「えっ..あ?いいよ」

黄「ありがと！さとみく〜ん」

桃「なーに？」

やっべぇ(◦ˉ ˘ ˉ◦)

うれっし！

黄「お昼一緒に食べよ！」

桃「おう！」

なーんて喜んでたのは10分前のこと…

悠里「えっ！るぅとくんってサッカーやってたんだ！」

黄「そうだよ、そんなに驚く？笑」

悠里「驚くよ！今度一緒にやろうよ」

黄「無理だよ〜、やってたの中学の時だから」

はぁ…こいつら俺の事見えてないのか？

2人だけで話やがって….

桃「るぅと」

黄「本当にもう無理だって笑、ブランクやばいもん」

悠里「大丈夫だって、遊びだし！」

ゑｯ…?るぅとに無視された…?

あ…やばい。しんどい…。

黄「え〜ｯじゃあ、やってみようかな！」

悠里「やろ、やろ！」

桃「ごちそうさまでした…」

黄「もう食べ終わったんだ、早いね」

桃「うん…、あと用事思い出したからもう行くね」

黄「あっ…うん」

今いるのはちょっとしんどい….

黄「僕なにかしちゃたかな…?」

悠里「そんなことはないでしょ？…それより」

黄「あっ…うん」

放課後

桃「ころーん」

青「この時間に珍しいじゃん、どうした？」

桃「一緒に帰ろうぜ」

青「ゑっ..るぅとくんは？」

桃「それは後で話すから、」

青「そっか…いいよ」

桃「でも、莉犬は？」

青「今体調崩しちゃってるんだよね」

桃「じゃあ見舞い行かなきゃだろ、」

青「毎日のように行ってるから大丈夫。」

桃「そっか、ならいいや」

青「行こっか」

桃「おう」

青「で、るぅとくんは？」

桃「転校生と一緒に帰ってる…」

青「おぉｯ…るぅとくん取られちゃってんだ」

桃「そうなんだよ…どうしたらいい？」

青「取られたくないとか気持ちある？」

桃「ある…当たり前だろ」

青「まぁ、長年の片思いだもんね」

桃「悪いかよ…」

青「別に、その気持ちがあるならさ…」

桃「うん…」

青「自分のものにすればいいんじゃない？」

桃「うん…はぁ?!」

青「何そんな驚いてんの？取られたくないなら告白しろって言ってるだけじゃん」

桃「なんでそんな当たり前みたいな」

青「これが当たり前だと思ってるからね」

桃「俺は…今の、今までの関係や思い出が崩れるかもしれないのが怖いんだよ」

青「そっかぁ….でも、ビビってると取られちゃうと思うな〜るぅとくん人気だしね」

桃「分かってるって….」

さとみ家

俺の両親は海外赴任中だから家にいない

でも、家に誰もいない訳じゃないくて

3つ歳の離れた姉ちゃんがいる

桃「ただいま」

姉「おかえり…今日なんか暗くない？」

桃「そんなことねぇよ…」

姉「いやーｯ絶対なんかあったね！」

桃「なんで分かんだよｯ…」

姉「お姉様が聞いてあげるから、そこ座んな」

桃「….わかった」

姉「何がったの？」

桃「かくかくしかじかで….」

姉「はぁ?!何るぅちゃん取られそうになってんのよ！」

桃「なんでそんなキレてんだよ」

姉「るぅちゃんが私の弟にならないじゃん！」

桃「はっ?ゑ..結婚のことまで考えてんの？」

姉「当たり前でしょ、」

桃「まぁいいや、どうしたら良いと思う？」

姉「何言ってんの？告白して、自分のものにする。それ一択だけでしょ」

桃「えっ…姉ちゃんもころんと同じこと言うじゃん、」

姉「取られたくないって悩んでんでしょ、自分のにするなんて当たり前でしょ」

桃「でもさ……るぅとは告白されて困らないか?俺の事嫌いにならないか？」

姉「あんたバカなの?るぅちゃんがさとみの事嫌いになることはないわよ」

桃「でも、困りわするんじゃ…」

姉「まぁー困るかもね…でも、るぅちゃんなら困りながらでも一生懸命、真剣に考えてくれるよ」

桃「そっか….まぁ告白も考えとく」

姉「相談にのってくれた優しいお姉様に感謝は？」

桃「はいはい、アリガトウゴザイマシター」

姉「ちょっとー棒読みじゃないのよ笑」

1週間後

結局この1週間、転校生にるぅとを取られぱなしだった…….

はぁ…今日もるぅととは別で帰るのかぁ

そう思い靴を履き替えようとしていた時

黄「さとみくん！ちょっと待って」

桃「おｯ…るぅとどうした？」

黄「一緒に帰ろ？」

えっ?!まじで!? よっしゃぁー！！！！

えっ…?でも、転校生は？

桃「いいけど….転校生は？」

黄「あー悠里？部活の体験だって」

もう名前呼びになってんだ…. しかも呼び捨て

桃「そっか…」

黄「じゃあ、行こっか」

桃「おう」

帰り道

黄「あっ！映画いつ行くー？」

桃「るぅとはいつが空いてんの？」

黄「どこかで悠里との予定が入るから、それ以外なら」

転校生との予定ねぇ….

桃「俺はいつでも空いてるから大丈夫だよ」

黄「じゃあ25日にしよ？」

桃「いいけど….クリスマス俺と一緒でいいの？」

黄「さとみくんだからいいの」

ずるいなぁ….そう言うの

桃「そっか、ありがとう」

黄「どーも、なーに?どうしたの急に」

桃「別にー、そうだ。初詣一緒に行かね？」

黄「いいよ、あーでも..悠里にも誘われてたかも」

ヤバい….このままじゃ本当にるぅとの事取られる

それだけは耐えられない..,

黄「3人で行くってのは？どーかn」

桃「るぅと」

黄「ん？どうしたの?」

桃「今から言うこと笑わないで聞いてくれる？」

黄「…うん、さとみくんの言う事は笑わないよ」

桃「ありがとう」

黄「ううん」

桃「俺はるぅとの事になると冷静ではいられなくなる。嫉妬はするし、るぅとの気を引こうと一生懸命になる」

黄「うん」

桃「こんなダサい俺だけさ….るぅとの事大好きなんだ。」

黄「うん」

桃「だから….絶対に幸せにするから、俺と付き合ってください！」

黄「……よろしくお願いします。」

桃「へっ？うそｯ」

黄「本当！人が頑張って答えたのに嘘にしないでくださいー」

桃「マジかｯ…///嬉しい…」

黄「そんなに嬉しがられるとさ…..こっちが恥ずかしくなるんだけど」

桃「いや絶対振られる思ってたから….」

黄「降らないよ…だ、大好き….だから…….」

桃「うｯ…//ずるいってそういうの…///」

黄「何が？」

桃「分かってないのかわぁいい♡」

黄「なｯ….////…ありがと、…//」

桃「….//ねぇ、ハグ..していい？」

黄「…..いいよ」

ぎゅぅーｯ♡

黄「ねぇー長くない？離そ？」

桃「無理、やだ」

黄「そんな子供みたいな」

桃「るぅとが俺の恋人になった幸せを感じてる」

黄「そんな僕のこと好きだったの？」

桃「うん、幼稚園の時から」

黄「なっがｯ！」

桃「だろｯ」

黄「でもね、僕も長ーく片思いしてたよ」

えっ？るぅとが俺の事好きだったって事？

桃「いつから俺に片思いしてたの？」

黄「小6くらい？かなー」

ゑ…結構前じゃん✨

桃「俺って結構長い間両片思いだったんだな」

黄「ねぇー。てかさ、僕のどんな所好きになったの？」

桃「また今度教えてあげるよ」

黄「え〜今がいいな！」

桃「今度ね」

黄「ちぇ、ケチ」

桃「おい聞こえてんぞ、」

黄「なにが？ナニモイッテナイヨ？」

桃「誤魔化すの下手すぎ笑、わざと？」

黄「さぁーね？」

桃「まぁいっか、帰ろ？」

黄「うん、手…繋ぐ？」

桃「当たり前」

黄「うん」

桃「はい(手を出す」

黄「はい(手を握る)幸せだよ、さとみくん」

桃「俺も」

終わり方大丈夫かな？

恋っていいなー、恋したい！

みんなは恋人とどんことする？orどんなことしたい?

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