テラーノベル
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ここは妖怪と幽霊が共存してるあやかしの世界だ
俺は毎日冬弥のパンケーキを頬張りながら平和な毎日を過ごしている。
「なぁ冬弥今日のパンケーキはなんだ?」
「今日はカフェモカホイップチョコチップのせキャラメルソースマシマシパンケーキだ」
「なんだそれ!?」
そう驚く俺に冬弥は自慢げに言う
「小豆沢に考えてもらったんだ!」
「小豆沢かぁ…」
確かにこんなすげぇメニューは小豆沢しか考えなさそうだ
「もう少しでできるからもう少し待っててくれ」
「あぁ」
そう言って冬弥は沢山の尻尾と手を器用に使いながらパンケーキを作っている。
「よし出来たぞ」
そう言って冬弥は出来たてのパンケーキを俺の前に置く
「今日もありがとな」
「ってかすげぇボリュームだな!」
「だな笑」
俺の目の前に置かれたパンケーキは山みたいになっていた
「美味そうだな!いただきます」
そう言って俺はパンケーキを一口食べた。
その瞬間キャラメルの香りが口の中を満たした。パンケーキのふわっとした食感とホイップの甘さが広がるそしてチョコチップの食感がとても良いアクセントになっていてとても美味い。
「うまっ!!!」
思わずでかい声が出た
「そうか!良かった!」
そう言って冬弥は微笑む
俺と冬弥は出会って2年ほどが経つ。
俺は最初冬弥はパンケーキを作ってくれるから好きだと思っていた。けど今は違う……
「好きだ…」
やべっ!!!俺は咄嗟に出た言葉に驚き口を手で抑える…冬弥は!冬弥どんな顔してるんだ…
俺は恐る恐る冬弥の顔を見る……
ん?笑ってる????
笑っている冬弥に驚いてフリーズしていると冬弥が言う。
「彰人は本当にパンケーキが好きなんだな笑」
俺は一気に安堵した。
冬弥が鈍感で本当に良かった……
そう思いながら俺はどんどんパンケーキを食べ進めていく。
「はぁ美味かったっご馳走様っ」
「お粗末さまでした」
「なぁ冬弥明日あやかしの街で祭りがあるんだ。一緒に行かないか?」
「祭り…か、しかし俺は無水カレーとパンケーキの屋台を出さなければならない」
「そ…そうだよなっ!冬弥の料理は上手いからなぁ…」
そうだよな…俺だけの冬弥じゃないんだ…分かってる。
でも…一緒に屋台回ったりしたかったな…
「彰人…大丈夫か…?すまないなせっかくのお誘いを…」
「だ…大丈夫だ!!!!冬弥!屋台頑張れよ!!俺も買いに行くからな!」
「あぁ!ありがとう彰人っ待っている」
もうこんな時間か…もう帰らないと…っ
はぁ…帰りたくねぇな、なんなら冬弥と一緒に住んでいたい…なんてな笑
「冬弥!俺はもう帰る!パンケーキありがとなっ」
「あぁ!また明日」
────次の日────
「今日も冬弥の家行くかっ今日はなんのパンケーキかな♪」
ん?なんか静かだな…
「とおやぁーおは…って冬弥?おーーい!とうやぁ!!いるかーー?」
いつもならもうこの時間にはキッチンでパンケーキを作ってんのに…
……………
「返事ねぇな…何かあったのか?それとも今日の買い出しとかか?」
「とりあえず部屋見るか…」
「って部屋どこだか俺知らねぇや…」
俺…冬弥のことなんでも知ってた気になってたけど全くだ…
ってか勝手に部屋行くのはあまり良くないのか?
でも……心配だっ…少しっ…くらいな?…そう思い俺は恐る恐る奥の部屋へと進んでいく。
冬弥の部屋はここか?
カチャ
「ちげぇか…」
こっちか??
カチャッ
「ちげえ」
あっちか??
ガチャッ
「こっちもちげえっ」
冬弥の家の色々な部屋のドアを開けてみたが冬弥の姿はない。
「冬弥の家広すぎだろ…どこがどこか全くわかんねぇ…っ」
ん?この部屋なんか聞こえるぞ?
「…っ〜…」
ん?これ冬弥の声だよな…?
俺なんでこんなドキドキしてんだ…?
クソッ!!開けるぞオレ!
彰人は覚悟を決めその声がする部屋のドアを開けた。
ガチャッ
「おいっ…とぉ………………ゃって…」
「は?」
コメント
1件
読ませていただきました!パンケーキの描写がすごく美味しそうで、彰人さんの「うまっ!!!」に思わず笑顔になりました。冬弥さんが鈍感で良かったという安堵のシーン、ほっこりする反面「好きだ」の告白がちゃんと届いてない切なさもあって…。最後の「は?」で終わるの、続きが気になりすぎます!冬弥さんに何があったんでしょう…?次話も楽しみにしています。
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