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第四章:因果応報、そして永遠の楽園静まり返った戦場。
エイディルの王と、泥にまみれた姫が、救世主である彼らに向かって這い寄ってきた。
「おぉ……! 素晴らしい! さすが我が国の元幹部、瀬麗梛の仲間たちだ!」
王たちの視線の先。空間が光り輝き、そこから一人の少年が降り立つ。周囲には、神である隋星が展開した、不可視の防御結界。すべての魔法を統べる絶対者——瀬麗梛だ。しかし、彼の外見は相変わらず、ふわふわとした気弱そうな少年のまま。
「瀬麗梛! あぁ、瀬麗梛! ごめんなさい!」
嘘つきの姫が、涙を流して瀬麗梛の裾に縋り付こうとする。
「私がいけなかったの! あなたの力を嫉妬して、嘘をついて追い出しちゃったの! お願い、戻ってきて! また我が国の幹部として、私たちを守って!」
王も深く頭を下げた。
「本当にありがとう、瀬麗梛。君の寛大な心に感謝する。どうだろう、我が国に戻ってきてはくれないか? 今なら最高の地位を用意しよう!」
かつて自分をゴミのように捨てた国。都合が良くなれば、手のひらを返して縋り付く人間たち。瀬麗梛は、彼らをじっと見下ろした。その瞳には、一ミリの慈悲も、怒りすらもない。ただの「無」だ。瀬麗梛は、いつも通りのふわふわとした、優しい笑みを浮かべて言った。
「せっかくのお誘いですけど……丁寧にお断りさせていただきますね」
「な、なぜだ……!? こんなに頼んでいるのに!」
瀬麗梛の微笑みが、ふっと冷酷なものへと変わる。背後に控える怜、來執、瀬凪の三人が、殺気を含んだ笑みを浮かべて武器や魔法を構えた。隋星は上空から、王たちを潰さんばかりの神威を放っている。
「だって——」瀬麗梛は首を少し傾げ、冷たく言い放った。
「僕を、無能だと罵って追い出したくせに。今更どの面を下げて言っているの?」
「ひっ……!?」
王と姫の顔が、恐怖で真っ白に染まる。その瞬間、彼らは理解した。自分たちが切り捨てたのは「無能な少年」などではなく、触れてはならない「世界の王」だったのだと。
「じゃあね。二度と僕の前に現れないで。……みんな、帰ろうか」
「御意、我が総統様」
幹部たちと神を従え、瀬麗梛は振り返ることもなく、光の中に消えていった。残されたエイディル国は、二度と立ち上がれないほどの痛手を負い、歴史の闇へと消え去ることになる。——数日後、セレスティアの総統室。
「総統様、あのお菓子あーんしてあげます!」
「こら瀬凪、ずるいぞ! 総統様、俺の作った特製ドリンクをどうぞ!」
「二人ともうるさいです。総統様、僕の膝で寝てください……」
「せりなー! 僕が新しい魔法付与してあげる!」
「あはは、みんなありがとう。やっぱり、僕の国が一番落ち着くなぁ」
幹部たちの度を越した愛に包まれ、神様に甘やかされながら。瀬麗梛は今日もふわふわと笑いながら、世界で一番平和で、一番狂った楽園で、幸せに暮らすのだった。
以上 第四章 でした 。
此れ にて 『 弱い振り 』は 完結 に なります 。
ですが 番外編 が でます 。
是非 、 リクエスト を してください 。
夏菜
5,280
玖衣那 喰
202
#しょしんしゃ🔰
りと。@自発来たらフォロバ💯
13,759
音奏そらる
449
してくれると 私が 定期テスト で
最高点 を 取ります 。
て事で 、 宜しく お願いします 。
では 又 ~ !
コメント
9件
いや完結おめでとうございます!🔥 最後の王と姫への「どの面下げて言ってるの?」はマジで痺れたわ…。あの冷酷な笑顔の切り替え、まさに「無」の境地って感じでめっちゃ刺さった。最後の楽園描写がほっこりするから余計にギャップが効いてる。番外編リクエスト、絶対送るからな!定期テストも頑張れよ、応援してる💪