jkside
僕が制服に着替えるのを、ヒョンは椅子に座って待っていてくれた
て、てか、僕、初っ端から好きな人に下着姿見せたんだ、、//
🐰「はぁ、、、」
思わずロッカーのリュックに向かって頭を突っ込んでため息をつく
🐣「グガ、?どしたの?」
スマホをいじっていたと思っていたヒョンが
すぐに気づいて僕の横に立ったのが分かった
背中を撫でてくれるけど、恥ずかしさは消えない
🐰「なんか僕、、好きな人と、、初めてゆっくり話せたのが下着姿って、、」
ぼそぼそ言うと、ジミニヒョンはころころ楽しそうに笑った
🐰「笑い事じゃないですよ、、もう、、」
🐣「いいよそんなの気にしなくて〜そもそも僕らは男同士なんだしさ、最初っから変わってんだよ」
ちらっと顔を浮かして、先輩の方を見る
🐰「、、ヒョンは男同士嫌じゃないの?」
🐣「嫌ならお前に告らないでしょ、当たり前のこと聞かないの」
🐰「で、でも人の目とか、、先輩モテるし、、」
はぁ、とわざとらしいため息を着いたヒョンが言った
🐣「僕は気にならないよ?なんなら今から証明してあげる。ほら、早く荷物詰めて」
🐰「証明って?」
🐣「いいから、行くよっ」
先輩がリュックを背負って出ていこうとするから、慌ててリュックを背負い、後ろを追いかけた
🐰「ちょ、ちょっと、、待ってくださいよ、」
下駄場まで止まらない先輩を追いかける
靴の紐を慌てて結ぼうとしたけれど、焦ってなかなか上手いこといってくれない
慌ててたら、先に靴を履き終えた先輩が目の前に立ち、
その綺麗なローファーが目に入った
🐣「焦らんでいいから、落ち着いてやりな」
頭に手を置かれ、上から降ってきたヒョンの落ち着いた声だけで、すとんと気持ちが収まった僕は本当に単純だ
結び終わって先輩を見上げる
🐰「わあ、ヒョン、、下から見ても綺麗、、」
🐣「なに言ってんの、お前、俺に惚れすぎ」
俺、と自分のことを呼ぶヒョンが、なんだか他人行儀ではなくなった感じがしてドキドキしてたら
こつんっと軽くおでこを弾かれた
🐣「グガもその可愛い顔、大概にしろ」
そういったヒョンが少しかがんで顔が近づいた、
と思った途端、唇が重なった
目を見開いて、周りの気配を探るが、他に人はいないようで、後頭部を支えてくれているヒョンの手に頭を預ける
🐰「ん、、ふ、、ンッ、、」
その柔らかいふわふわの唇が気持ちよすぎて、頭がぼうっと霞んだ
🐣「ふ、、、ンッ」
そっと離れたヒョンをぽけっと見つめていたら、目の前に手を差し出された
🐣「ほら、行くよ」
🐰「も、、ゆめみたい、、」
つぶやきながらヒョンの手を握ると、笑いながらくいっと引っ張って立ち上がらせてくれた
🐰「わっ、先輩、手!!」
あろうことか、まだ学校内なのに、先輩は僕の手を握ったまま歩き出す
引っ張られるように着いていった
🐰「ねぇ、、ジミン先輩、、見られちゃう、、」
すでに何人もの人が、学校一のイケメンが、後輩の男の手を引いて、悠々と帰っていく様を、あっけにとられて見ているのがわかった
ちらっと僕を振り返った先輩が、微笑みながら言う
🐣「人に見られても恥ずかしくないって証明してんの、いいから着いてきな」
わあ、、好きだあ、、//
顔が真っ赤になってしまい、
他の人に手を繋いでるのがあんまり見えないようにと、先輩に駆け寄ってぴったりと横に引っ付いた
🐣「グガ、背高いのな、」
歩きながらちらっと先輩が見上げる
さっきまでかっこよかったのに、なんだか少し可愛く見えてしまって僕は繋がれてない方の手で口元を覆った
🐰「上目遣い、、やめて、、、」
先輩がふっと優しく笑った時
🙎♀️「ジミン先輩っ!!」
後ろから女の子の声がして、僕らは立ち止まり振り返った
そこには、例のダンス部の女の子が泣きそうな顔で立っていた
慌てて先輩の手を振りほどこうとしたが、離してくれず、ぎゅっと強く握りしめられる
僕は申し訳程度に後ずさりして俯いた
🐣「あれ、まだいたんだね、おつかれさま
どうした?」
🙎♀️「先輩の靴あったから会えるかなって、、な、なんでグクくんと、、手繋いでるんですか?」
🐣「知り合い?」
尋ねるように僕を振り返るから、
🐰「同じクラス、、」
呟くように答えると、納得したように頷いた先輩が、女の子の方を見て笑う
🐣「グガはね、僕の”特別”になったからだよ」
その言葉に含められた意味は聞けば誰だってすぐに分かる
凍りつくその子と、
言っちゃったよこの人、、と呆気に取られて先輩を見つめる僕。
その間で先輩は涼しい顔をして、微笑んでいた
🙎♀️「、、、グクくん、ひどい。同じクラスなんだから、私の気持ち知ってたくせに、」
泣きそうに歪んだ顔に、あっと思った瞬間、その子は踵を返して駆けていってしまった
🐰「せ、せんぱい、、あの子、先輩のこと好きな子、、」
🐣「知ってるよ、告られたことある。
でも僕はグガが好きだもん。」
平気な顔して言うから、僕が照れる
🐣「この事でなんか言われたら、すぐ僕に言うんだよ?見せつけたからには、僕が守るって意味まで含んでやってるんだからね、分かった?」
かっこいいことを言われて、コクコクと頷くしかできなかった
🐣「よし、帰ろ、」
つないだ手のまま、2人で正門を出た
🐣「グガは家どこ?」
僕の家はちょっと遠い。いつも電車とバスを使って学校まで来ている
町名を言うと、少し驚いたような顔をした
🐣「へぇ、遠くから来てるんだね、大変じゃん」
🐣「門限は?」
なんでそんなこと聞くんだろ、と思いながら、特には決まってないと答える
🐣「じゃあ、俺ん家おいで、すぐそこだから」
🐰「ふえっ?」
思わず変な声が出た。色々急展開過ぎて僕の頭は着いていけない
🐣「帰りは送っていくから。グクとゆっくり話したいなって思って、だめ?」
そんなの断れるはずなかった
🐰「僕も、、先輩ともっと話したい、、」
🐣「んじゃ決まりっ」
先輩は嬉しそうに笑って、また僕の手を引いて歩きだした
そんなこんなで先輩の部屋
飲み物持ってくると言って先輩は下に降りたから、今は僕一人で、座らされたベッドの縁からぐるっと見渡す
先輩のイメージにぴったりな部屋だった。綺麗に整理されていて、それでいてつまんない部屋ではない
好きなダンサーなのか分からないが、かっこいいポスターなどが綺麗に貼られていて、なんだか心地いい雰囲気に包まれていた
下には先輩のお母さんがいて、
さっき家に入った時は、優しく出迎えてくれた
可愛い顔じゃない〜仲良い後輩? と聞くお母さんに、僕より先に、平然と、
違う、彼女。と答えたジミン先輩にドキドキさせられた
一瞬驚いた顔をしたお母さんもすぐに、いい子そうな顔してるわね、って受け入れてくれるから、僕はもごもごと挨拶して、
そのままあたふたしてる間に先輩の部屋に引っ張りこまれた
思い出すだけで、頭が沸騰する
てか、、僕が彼女、、なの、、?
ま、まあ、そりゃ、ちょっと先輩に攻められ気味だけど、、
とか変なことを考えてたら、ガチャっと扉が開いて僕はビクッとあからさまに飛び跳ねた
🐣「なに、また変なこと考えてたの?」
まさにその通り過ぎて何も答えられないでいると先輩が爆笑する
🐣「僕の恋人は変態だなあㅎㅎ
なに考えてたの?ㅎㅎ」
🐰「、僕って彼女、なの、かなって、、」
また笑いだした先輩は、持ってきたお盆を机に置いて、僕の隣に寄り添うように座ってきた
一気に身体が近づいて、触れているところから熱くなってしまうのを感じて焦る
🐣「一応さっきのことあったから言っとくけど、うちの母さん、男女がどうとか細かいこと気にしない人だから、安心してね。
さっき下降りたら、あんな可愛い子どこで捕まえたの?とか聞いてきたくらいだしㅎ
一目見て気に入ったみたいだから、油断してたらグガのこと取られそうだなㅎ」
僕の手を取って、両手で包み込み、すりすりと撫でながら先輩は話す
🐣「あとは、父さんと弟がいるけど、、まあ、
2人とも俺が女の子好きになれないの知ってるし。大して驚かないと思うから、心配しないで。もし帰ってきたら後で紹介していい?」
🐰「先輩がよければ、、もちろん、、」
僕が居心地いいようにしてくれてるんだな、と思って嬉しくて顔が赤くなる
🐣「そーやって可愛い顔するから、彼女って言ったんだよㅎ」
つんっとほっぺをつつかれてまた頭が沸騰しかける
🐣「てか、2人なんだからそろそろヒョンって呼んでよ、分かった?」
🐰「あ、、そうだった、、分かった、」
そのあとは、ゆっくりお互いのことを話して、盛り上がった
話上手のヒョンがしっかりリードしてくれるから、話が気まずくなることもなかったし、
第一、好きになってからずっとヒョンと話してみたいことを妄想し続けてた僕に、ネタが尽きる、なんてことが起こるはずもなく、
疲れきるまで話していた
ふっと時計を見た時には、夏の今でも、外が薄暗くなる時刻を指していた
🐰「あ、、もうこんな時間、」
🐣「ほんとだ、話止まらなくて困ったなあㅎ
まだ話せそうㅎ」
🐰「僕も、だけど、ヒョンの家は、、」
🐣「ああ、心配しなくていいよ。まだ残りの2人帰ってきてないみたいだし。なんなら泊まってっても問題ないㅎ」
そんなこと言われたら僕の帰るタイミングがなくなる、、そもそも僕もうヒョンから離れたくないんだから、、
🐣「どーする?もう帰りたい?」
黙った僕を気遣ったのか、ヒョンが心配そうに聞いた
🐰「ちがくて、、ヒョンが好きすぎて、、
離れたくないから、、困ってる、、//」
きゅっとヒョンの服の裾を引っ張って、ちらっと顔を見ながら言うと、ヒョンはとろけそうなほど優しい目になった
🐣「グガ、、ちゃんとこっち向いて」
顎をくいっと持ち上げられた
🐣「目閉じて。」
言われた通り、瞼を下ろした瞬間、唇を奪われた
2人きりの部屋に、ぴちゅっと唇が触れ合う音が響く
ヒョンの腕が背中に周り、頭を支えられたと思ったら
気づくと僕はベッドに寝かされていた
目をおそるおそる開くとヒョンの顔が目の前にある
🐣「ごめん、俺ずっと我慢してたから。」
そう小さく言ったヒョンが、薄く開いた僕の唇を再び塞ぎ、そっと舌が忍び込んできて、2人のそれが優しく絡み合った
🐰「ンッ、ン、、ピクッ、、、」
コメント
7件
ジミンちゃんの先輩感良い♡ お兄ちゃんぶってる感じが尊い😇
も〜可愛い🐰ちゃん♥ 🐥ちゃんはすっごいグイグイ🤭 10代の頃の🐥ちゃん思い出すwww