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計画性がないと思ったのもあるがやっぱり一番は事の重大さをわかってないなということだった。
チラっと松下の方を見るとスマホがないことに苦労しているのかギタリストのなりかたを辞書で引いていた
出てくるわけ無いだろ。逆に言えばなんで出てくると思った?
「よくコイツ高校受かったな」と思った
―次の日
前の席を除くと他の席は満席だ。なぜ前の席が空いているかというのは松下が風邪で休みだからだ。
この日初めて俺は「バカは風邪引かない」ということわざが嘘だと言うことに気づいた。
知恵熱か?とも思ったがアイツが頭を使うなんてめったにない。
だがコロナかインフルかそこらへんの病気ではないだろう。
それならクラスで流行しているはずだし俺もかかってるはずだ。
かかっていないということは多分ただの風邪だ
ちなみに余談だがただの風邪だと出席停止にならないので風邪よりインフルやコロナのほうがまだマシな方である。
きついかきつくないかは置いといてどうせだったらそっちの方が良いものを
コロナやインフルは検査するのにお金がかかるから検査しないという人もいるがそれでなくなったら元も子もないきがする
しかし検査キットをつかうのにお金がかかるとは今まで知らなかった
何故知ったかというとクラスで一番の情報通である柳田に宅習をみせるという契約で聞いて知った
宅習を見せたとき柳田は「お前字きたねえな」といってきた
余計なお世話だ
―ボーっと外の方見ていたら先生のチョークが飛んできた
「よそ見してるんなら評価を下げる」
先生のきついお叱りも飛んできた。いつもだったら松下に当たって俺にまで来ることはないのだが…
こういう観点では松下がいるに越したことはない
決して盾として利用しているわけではない。これはあくまで不可抗力だ
先生がもうちょっと上手い投げ方をして俺にしっかり確実に当てるようにすればいいだけで決して俺が松下を盾にしている訳では
まあとりあえず授業を真剣に受けることにした
(稲盛が真剣に受けると言って15分経過)
―俺の前の席に座っている稲盛とかいうやつは度胸のあるやつだ
さっき森山田先生にチョークを投げられたばかりなのにもう寝ている
評価が下がろうが上がろうがお構い無しなのだろう
今日は何故かさえない顔をしていたが多分前の席の松下が休みだからだ。アイツラはクラスで「2馬鹿」
と呼ばれるほどオツムが悪い。でも周りの奴らと大差あるほど馬鹿ではない。ただ授業中よく寝ているからあだ名が馬鹿になっただけである
もっと言えば松下は国語や数学では毎回トップだし稲盛は社会や科学では必ず一位だ。
早い話が馬鹿というレッテルを二人に張っている周りの奴らのほうが大馬鹿というわけである
正直言っておかしな話だ。稲盛とかいうやつが寝ているので俺にもチョークが5発飛んできた
正直言って被弾と言ってもおかしくない。最悪な時間だった