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rdが右の色々詰め所

第3話 - vnird🍨🧣:②分岐:ハッピーエンド版

316

2025年07月06日

#nmmn

#rd受け

#MADTOWN

クグリ🧣

続きを書かないはずが続いていた。バージョン１

前話の薄暗い話で終わらせたい人はBAD版へ

1.2.stgrの知識は割とにわか。

無理矢理な展開からのBAD～～～～

と思いきや、勝手にいい方向に話が軌道修正されてハッピーエンドになった方。

なんだか凄く情けないvniさんになりました。何故？？

vnird🍨🧣

――――――――――――――――――――――――――――

止めなきゃ、と思ったのもつかの間

「んンッッッッ！！！」

バニの澱んだ瞳と目があい、一瞬感じた恐れで抵抗する動きが止まった瞬間

バニの口が俺の口を覆うようにキスをしてきた。

慌てて引き離そうとするも、いつの間にか後ろ手に手錠がかけられていて

ガチャガチャと虚しく音をたててもがくことしか出来なかった。

「んッッふッ…！バニ止まっ…ッッんﾝッーーー！！」

静止の声をかけようと口を開いたら、

待っていましたと言わんばかりに口内に舌が侵入してきて

生暖かい舌が、俺を喰い尽くすかのように暴れまわり始めて

ぐちゃぐちゃとした耳をふさぎたくなるような粘着質な音が

頭の奥まで響いてきて、酸欠も合わさってぼぅ…としてきた。

「…ﾌﾟﾊｯ、う”……ッ」

「ふふ、顔、真っ赤だねらっだぁさん…可愛いね…♡」

「ほんと、可愛いよ…。」

光の無い目でこちらを見つめてくるバニを見ながら、

今止めないとお互いに後悔すると思い

足りない酸素を急いで吸いながら、必死に声をかけた。

「…ふっ…はぁ…、バ、ニ…おまえに俺は…つりあわないからやめよ…？」

「今ならまだ冗談だったって、無かったことに出来るから……？！」

――――――――――――――――――――――――――――

「じょうだん？」

「冗談なんて…、言わないでよ、らっだぁさん…ッ」

「俺の気持ちを否定するのは、例えらっだぁさんだって許さない…ッ！」

くしゃりと顔を歪め、うつむき吠えるように叫んだバニの顔から

ぽたり…と雫がこぼれ落ち、小さく唸るような音が聞こえて、

あのバニが…泣いてる…？と襲われてる立場なのを忘れて、思わず心配する。

「バニ…？」

「泳いで海を超えて、一緒にギャングをしてた時も、ずっと見てた…」

「別の街でも、立場や場所が違って全然会えない時も焦がれてた…！」

「この街で一緒に警察が出来る、って…それだけで嬉しかった…けど…」

「俺以外にもそんな人はたくさんいて」

「俺以外にも、らっだぁさんが好きで狙ってる人だっていて」

「俺じゃない人間と寄り添ってる姿を見たり、想像しただけで…苦しかった…」

「俺だけを…見て…ッ…」

――――――――――――――――――――――――――――

「バニ…泣かないでよ…」

あまりにも苦しそうな顔で胸にすがりついてくる姿につい、絆されてしまい

手は手錠で動かせないから、首にそっと擦り寄った。

「バニ？ばーに？…ごめんな…？そんな、ずっと見てくれてたんだ。俺のこと。」

「…」

「バニ。手錠外して？これじゃ、お前を慰めれないよ。」

「…慰めなんて…いらないよ。外したら、逃げちゃうでしょ」

「逃げないよ。」

「え…」

「こんなに俺に言葉で言ってくれたの、バニが初めてでさ。」

「正直俺はおじさんで男だし、ヘリだって最近あんまりうまくいかない。」

「そんなダメダメな俺を好きになっちゃって、ばかだなぁ…って思ってるよ。」

「…」

「でもさ、正直、手順はちょっと、いやかなりだいぶ結構悪かったけど」

「ｳｯ…」

「そんな熱烈に告白されちゃったら、俺だってちょっとメロついちゃうわけで…」

「…らっだぁさん…？」

ノロノロと顔を上げたバニを見ると、涙でぺしょぺしょになってて思わず少し笑ってしまった。

お前そんなに泣いてもまだ顔がいいとかずるいだろ。

いや、その顔は流石にちょっと可愛いか？

「正直そういう意味でお前を見たことは無かったけど」

「うん…」

「こうして情けなく俺にすがりついてるバニを見たら」

「まぁ…なんか、悪くはないなって…思う…わけでして……？」

「えっ…？」

「とりあえず一旦あの…お付き合い的な所からはじめん…？」

「…いいの？俺、らっだぁさんのこと無理やり襲ったんだよ…？」

「うーん、その点はまぁ、今回は許すよ。」

「とりあえずこれ、外して。」

バニに背中を向けて、手錠されてる手を差し出すと

少し躊躇した気配はするものの素直にカチャリ…と錠を外す音が聞こえた。

――――――――――――――――――――――――――――

「傷になっちゃったね…ごめんねらっだぁさん…」

暴れた時に傷ついて皮膚が少しめくれた俺の手首を見ながら

悲しそうな顔でぽつりと喋るバニを見て、年相応の可愛さを感じてしまい

俺そういうの弱いんだよなぁ…と心のなかでそっと頭を抱えた。

「とりあえず」

「うん…」

「お付き合いを前提にお付き合い…ということで…よろしく…？」

「ふはっ…ｗなにそれ…ｗ」

「いやほら、バニは俺のこと見ててくれたけど、俺はまだそこまでお前の事わかんないからさ」

「だから、お付き合いで、バニが俺を完全にメロつかせてみてよ。」

「メロつかせ…ｗ」

「得意でしょ…？メロつかせるのｗ」

「…まぁ…？？」

「…じゃあ、あの、らっだぁさん…。俺と、付き合ってくれますか？」

「…いいよ。付き合お。」

そう告げると、欲しかった宝物がようやく手に入った子供のような表情を浮かべ

力強く抱きしめてきたので、そっと俺も両腕を回し、抱き返した。

あーこれは捕まったな～。と諦め半分、

普段あんな男女問わずメロつかせてる、顔も声も性格も技術も100点の男が

こんなおじさんにぞっこんだと思うと、なんだか少し、気分が良くなった。

――――――――――――――――――――――――――――

「ごはんしまーす！」

「ふふ、行ってらっしゃい。」

食事離席するらっだぁが階段に座ってるバニラさんの真隣に密着するよう座る姿を見ながら、

俺は近くで車を修理していたぎるると雑談をしていた。

「らっだぁなんか最近バニラさんと距離近じゃね…？バニラさんも常に側にいる感じするし…」

「ぺいんとさん、野暮ってもんですよそれ。」

「ｱｯ↑…？ｴｴ”ｯ↓↑？？そういうあれ…？らっだぁだぜ…？？？」

「誰だって春はくるもんですよ。」

「ｴｯｯ…？えぇ～……？マジ……？？？」

「幸せになって下さいね、店長。」

ふと、懐かしい声が聞こえてきた気がして、食事の手を止め顔を上げると

愛おしい物を見つめるようなとろりと解けた甘い瞳のバニと目があって、

なんだか少し、まんざらでもないと思った自分が恥ずかしくて

俺はバニの肩に体重をかけながらモソモソと食事を再開した。

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最＆高すぎる…🫶🏻 供給少なすぎるからホント助かりますぜ！神作感謝！！

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