センセイ「じゃあ今から先週の数学の実力テスト返すぞ〜」
やばい
全然自信ないやつだ…!
というか数学は苦手で全然わかんなかったやつ…!
センセイ「解答用紙も配るから答え合わせしとけよ〜。
先生、今から出張だからその後自習な〜」
また赤点じゃありませんように!
(もう既に化学で赤点とっちまった)
お祈りポーズで名前を呼ばれる順番を待つ。
センセイ「次、瀬見〜!」
『はいっ』
センセイ「次頑張れ〜」
先生から頂いたテストを見ると
うげぇ 18点…赤点確定じゃん
30点以上が合格だもんね
最悪…
また放課後残らなきゃだし補習だし…はあ…
机にダラーンと突っ伏したら
大事な大事なテスト用紙がっ
ヒラヒラ〜〜と前の席の白布くんの机の下に
入ってしまった。
なんてこった!!!
とってもらわないとだめな場所じゃん!
絶対こんな点数見られたら100%バカにされる!
1年間こいつバカ認定確定じゃん!
ああああどうしよ
と
頭を抱えてると
シラブ「おい、」
白布くんが話しかけてきた。
『へ?』
咄嗟に変な声で返事しちゃったよ。
「落ちてたぞ、気をつけろ」
落ちてたテスト用紙を拾ってくれた白布くん。
えっ…もしかして優しい?
『ありがとう…』
シラブ「ん…」
すぐに前を向いてしまった。
が、すぐにまたこちらを向いてこう言った。
シラブ「お前、やっぱりバカだったんだな(ニコ」
わ、、、笑った!?
笑った顔イケメソすぎぬか!?!?
けどやっぱりバカだったんだなって
馬鹿にされてる!?そうだよね!?
『やっぱりってなによ』
シラブ「そのままの意味(ニコ」
あ、。いいわ。
いいわ、白布くんの笑った顔。
笑んだこの子。
とても良い。
『白布くんも笑うんだね』
シラブ「当たり前だばーか」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!