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俺は変だからもう道外として生きていくんだ。
だから誰も本当の俺を見つけないで
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6月に入った。6月はいじめが多くなる時期らしい。でもクラスではいじめが起こりそうな気配は一ミリもない。すごく平和。俺の日常も平和、、、、、だったらよかったんだけどなー
「らんくん!今度の週末暇?一緒に遊ばない?」
なんと天使からお誘いを受けました。即答で行く!って答えた俺を褒めて欲しい。しかも2人っきりだって。やば勘違いしちゃうじゃん!
あー早く週末になってくれないかなー。
ねぇらんくんってこの子だよね?3年前くらいにニュースになってた。
衝撃が走った。こさめが、なんで、それ知ってるの、なんで、嘘だ、たまたま、、?本当に、
いやだ、きらわれる。
でも俺は自分を隠す。また嫌われたくないから。もう二度と誰にも。
「違うよ?てかこのニュース懐かしいね」
「ほんとに違うの?」
「ほんとだよ。」
「、、そっか」
ちょうど梅雨に入ってたみたい。土砂降りの雨の中俺たちは過ごした。
平和に終わるはずの六月の記憶だった。