⚠️tki解釈違いあるかも
START!
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・世良目線
…」
どれだけ考えても、答えが出ない。
俺はすでに振られたのに、今でも渡海先生を諦め切れていない。
この関係を続けることになったら、天城先生にも申し訳ない…。
…俺は、どうすれば…。
花房「…良先生、世良先生?
どうかしました?」
えっ、と…」
こういう悩みは、人に聞いてもらうのが良いのかも知れない。
花房「…それは、複雑ですね」
世良「うん…」
花房「あまり良い事じゃないですが…
もう、この際天城先生で良いんじゃ無いでしょうか…。天城先生が世良先生のこと好きなら、天城先生じゃダメなんですか…?」
そんな、ッ」
思わず声を上げる。
花房がびくりとしたのを見て、我に帰る。
ごめん、つい…
でも俺、やっぱり諦めきれない…」
花房「なら、ーー」
〜定時 受付
天城「ジュノ、今日食事行かない?」
後ろから声をかけられ、思わず驚く。
ん、…はい、行きましょう」
天城「merci♪じゃ、いつもの時間に迎えに行くよ」
…はい」
気持ちを、伝えるべきなのかもしれない。
〜レストラン
天城「美味しいね。流石三つ星だ」
やっぱり、あまり美味しく感じない。
腹に何かが渦巻いて、味をかき消してるようだ。
天城「ジュノ」
呼ばれて横を向くと、ふわりと唇の感覚があった。
…え」
天城先生は儚げに笑って、俺に告げた。
天城「…ジュノ、別れよう。」
な、何で急に…」
唐突すぎて訳が分からない。
天城「…君なら分かるよね。
後悔は、しない方が良いと思うけど。」
…??何、ですか…?」
天城はストローをつついて言う。
天城「鈍いなぁ、ジュノは…。
征司郎んとこ、行った方が良いんじゃない?」
何、で…それを、…」
呆気に取られていると、天城は笑った。
天城「分かり易いんだよ、ジュノ。
…ほら早く。〝俺〟だって、…そんなジュノ見たくないからさ。」
…はい」
席を立って、天城に一礼をすると店を出た。
きっと、きっと…。
『素直に気持ちをもう一度、伝えてみるのはどうです?』
花房さんの言葉が、夜道の中何度も俺の頭に響く。
・天城目線
ジュノは、征司郎の話をする時が一番美しかった。
無邪気で、明るく、笑ってた。
僕が告白したとき、寂しげに笑ってOKを出した、君の気持ちなんて、どんなに鈍かったとしても、誰でも分かる。
ましてや、君が相手にしてるのはこの僕なんだから。
僕は、寂しげに笑うジュノなんて好きじゃ無いから。
お前が現れた時のジュノは一際輝いてたよ。
お前を見てる時のジュノが、1番綺麗だ。
天城「一億円分の借りは返せよ、征司郎」
一滴の涙が、袖に滲んだ。
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続きます!
コメント
6件
やばい、とてつもなく天才すぎて泣けちゃう...次回も頑張ってください✨️
頑張れ世良ちゃん😿💗 渡海先生はツンデレなだけ😾👍🫶 天城先生両思いになる系の ハピエンも似合うけど やっぱり報われない 負けヒロインも似合ってしまう😿💗