普通とは？

ーーー次の日、学園ーーー

黄「じゃ、またお昼休みに」

桃「うん」(行く)

紫「桃くんちゃんと話せるようになってきたね」

赤「うん、良かった」

青「前より目が綺麗になってきたけど……まだまだ暗い色だよ…」

橙「そうですね」

橙「このままやったら大丈夫やろ！」

黄「頑張りましょう！」

ーーー桃の教室ーーー

桃「………」

教室になると……1人……

モブ男1「姫様、女子が呼んでるぞ」

桃「え……？」

嫉妬女「………」(ドアの前で待ってる)

モブ男1「あいつ」

桃「あ、ありがとう……」

誰だ……あいつ……

嫉妬女「姫様、ちょっといいかしら？」

桃「…………なんですか？」

嫉妬女「ここじゃなんだから、こっちに来て」

桃「…………」

ーーー校舎裏ーーー

嫉妬女「ねぇ、貴方、姫だからって調子乗ってない？」

桃「え…？乗ってませんけど……」

嫉妬女「騎士様達に態度悪すぎない？」

桃「…………」

悪すぎ…？あっ、前は悪かったな……

嫉妬女「あと、騎士様達は私の物なの」

桃「……は？」

嫉妬女「姫は私だったのにっ！！！貴方のせいで姫になれなくなっちゃったじゃない！」

桃「………」

知らないんですけど……

嫉妬女「貴方のせいなんだから…私を生徒会に入れなさい」

桃「……どうやって……」

嫉妬女「貴方が紫様に言えばいいのよ！そして姫を私にしなさいって言うの！」

桃「……上手くいかないと思うけど」

嫉妬女「うるさいわね！貴方は私に従ってればいいの！もし従わなかったら……どうなるか分かるわよね？」

桃「…………」

どうなるんだよ……

嫉妬女「今日の放課後やりなさい」

桃「…………」

嫉妬女「返事は？」

桃「……はい」

めんどくさいって思っちゃダメって言われてるけど……めんどくさい

嫉妬女「んふっ、よろしい。戻りなさい」

桃「…………」

ーーー放課後ーーー

青「姫ー！！生徒会室行こー！」

桃「あ、うん……」

嫉妬女「…………」ｼﾞｰ

桃「……こ、青……」

青「ん？何？」

桃「1人……連れてっていい……かな？」

青「え？誰？」

桃「……あのこ」

嫉妬女「……」ﾆｺｯ

青「…………なんで？」

桃「……あの子の事で皆に話があって」

青「わかった」

桃「……いいって」

嫉妬女「ありがとうございます♡」

ーーー生徒会室ーーー

赤「あ、桃くんお疲れ様って……誰？」

嫉妬女「嫉妬女です♡」

赤「え？あ、うん……？」

青「桃くんが話あるんだって」

紫「話……？」

桃「………」ｺｸﾝ

橙「何の話や？」

桃「…あの…この子を生徒会に入れて欲しいってゆうか……その……」

赤「は？」(真顔)

紫「その、何？」(圧)

桃「……ﾋﾞｸｯ」

な、何でそんな怖い顔するの……

橙「2人とも怖いで？桃ちゃん、続きは？」

ﾆｺｯ(怖)

桃「……お、俺より……姫っぽいなって……おもって……」

橙の顔も……怖いしっ……

青「はぁぁぁぁぁぁ！？」

桃「ﾋﾞｸｯ」

青「この女どこ見て言ってるの！？桃くん！！」(怒)

桃「…へ？」

な、なんでそんなに怒ってんだよ……推薦しただけじゃねぇか……

黄「貴方……なんなんですか？」

嫉妬女「私が姫になった方がいいかと思いまして、姫って女の子じゃないですか！だから私が姫になってあげようかなって思ったんです！姫も男性ですし、周りから姫って呼ばれるのは可哀想かと」

紫「君を姫にしてなんのメリットがあるの？」

桃「………………」

嫉妬女「え？だって騎士様達は私の事好きじゃないですか！いつも目が合うし、手を振ってくださるし」

桃「………………」

気持ち悪い……

嫉妬女「いつも私のことを見てるじゃないですか！」

桃「ﾋｯ……」

みんなの……顔が怖いっ……

黄「見てないです」

青「自意識過剰も程々にしろよ？」

赤「俺達はお前の事好きなんかじゃない」

嫉妬女「え！でも！！」

橙「でももクソもないねん。はよ帰り」

紫「俺らは桃くんの方がいいからね…貴方より」

黄「比べるまでも無いですね」

赤「とっとと帰ってくんない？」

嫉妬女「私の方が絶対にいいですよ！？こんなヒョロい男より！！絶対に後悔させません！」

紫「………………」ﾆｺｯ

嫉妬女「あっ/////」

紫「出てけ」(怒圧)

嫉妬女「ﾋﾞｸｯ……」

桃「…………ﾋﾞｸｯ」

紫「出てけって言ってんのが分かんないの？」

嫉妬女「な、なんでこいつなのよ！！こいつなんか！迷惑ばかりかけてるし態度悪いし！最悪じゃない！！」

橙「あんたの方が最悪や」

青「早く帰れよ」

嫉妬女「っ…………」

桃「………………」

赤「帰んないと罰するけどいいの？」

嫉妬女「今日の所は帰ります」(帰る)

桃「………………」

青「二度と来んなっ！」ﾍﾞｯｰ