続きぃ!!!
もうすぐ完結やから頑張ってる!!w
もうすぐこの小説2万いいね行くぜ~!!!
ではどうぞ!!
注意事項は1話です。
夜が明けきらない羅刹の空気は、
どこか不自然に静まり返っていた。
忘却と違和感が入り混じる中、かつての仲間たちは再び同じ場所に集う。
しかしその“再会”は、決して温かいものではなかった。
迅
「…なぁ、矢颪。」
碇
「あぁ??」
迅
「…俺の部屋割りの相手って誰だったか、覚えてるか?」
その問いに、誰も即答できない。
頭の奥で、名前の欠片が霞のように消えていく。
碇
「皇后崎のペア、?」
「……たしかに、俺は手術岾だし、遊摺部も先生だな。」
迅
「一人部屋なんて有り得ねぇだろ。」
「…俺は〝何〟を忘れてんだ、??」
碇
「…入学前に戻ってんのも謎だし、記憶があるのも意味分かんねぇ…」
「…俺はなんで〝変われた〟んだっけな…」
答えを探すように、皆が沈黙する。
まるで誰かの存在を思い出そうとするたび、世界そのものが拒絶しているかのように。
迅
( 〝誰か〟を忘れてるってのは確定したな…
でも誰だ、??
俺と同学年じゃなきゃおかしい、羅刹の生徒だったやつだよな…)
帆稀
「あ、あの…皇后崎さん、、」
迅
「屏風ヶ浦??」
「どうした?」
帆稀
「ぁの、入学初日の鬼ごっこあったじゃないですか、、」
迅
「…あぁ、あったな。」
帆稀
「人数が合わないからって私たち3人ペアになりましたよね、??」
迅
「そうだな。」
帆稀
「…1部、の記憶しかないんですけど…」
「あの、血蝕解放をした時、銃を使っていた気がするんです…」
「すみません、完全に記憶は無くて…」
迅
「…いや、助かった。」
「ありがとな。」
帆稀
「い、いえ…」
断片的な記憶。
しかし、その小さな記憶の欠片が、確かに“誰か”を指していた。
迅
「…銃、か…」
(何で屏風ヶ浦は覚えてた、??
でもそこしか分かんねぇ…
全員1部ずつ覚えてるとかか?)
碇
「…あ、そういや頭悪いやつだった気がすんだよな…」
迅
「…お前が言う程か、?」
碇
「うるせぇな!!」
「でもとにかく頭は悪ぃんだよ!」
「なんつーか、後先考えず突っ走るタイプ?っつーの?」
迅
「…なるほどな…」
脳裏をよぎる“誰かの笑顔”。
けれどその顔が、どうしても浮かばない。
迅
(俺と無陀野に記憶が全く無い。
何か関係してたのか?
いや、関係とか考えてたら拉致あかねぇな…)
「おい、他に何か覚えてることあるやついるか?」
水鶏
「私も頭悪ぃことしか覚えてねぇな。」
「ロクロにしか興味ねぇからな♡」
ロクロ
「ぁ、うん…」
従児
「…あの、僕少しだけ顔の特徴を覚えてるんですけど…」
迅
「なんだ。」
従児
「左目に2連ほくろがあって、髪の毛は青色でした。」
「やけに元気で、皇后崎君とよく喧嘩をしていた気がします。」
迅
「…俺と、??」
その瞬間、空気がひやりと凍る。
忘れたはずの感情が、心の奥で疼き始めた。
従児
「…皇后崎君に記憶が無いのは、1番関係が深かったからだと僕は思ってますよ。」
「なので、無陀野先生もそうだと思います。」
迅
「……」
従児
「まあただの憶測ですが…」
迅
「…あぁ。」
従児
「思い出せるといいですねぇ…」
「この気持ち悪い感じ、早く直したいです。」
迅
「そうだな、」
「思い出せる〝条件〟とかがあれば楽なんだが…」
??
「あれ、みんないるじゃん!!」
「あれ、___はいないの??」
迅
「…〝花魁坂〟、誰だよ、___って…」
京夜
「…え、??」
世界の歯車が、軋みを上げる。
“忘れられた名”が、再び呼び覚まされようとしていた。
四季視点
四季
「…お前、記憶はあるのか?」
「五月雨。」
五月雨
「…何故相手に言う必要がある。」
剛志
「どうせどっちか死ぬんだ。」
「教えたって損しねぇだろ?w」
五月雨
「そうですね。」
「ある、と言っておこう。」
その一言に含まれる、“含み”。
誰かの名を知っているようで、知らないような。
記憶が曖昧なまま、時間がながれていく。
四季
「なんだその含みのある言い方。」
剛志
「…記憶が欠けてる、みたいな言い方だなぁ?」
四季
「どういう言い方だよ、、」
五月雨
「そちらの子供は知らないな。」
「先輩、鬼はどこに隠してるんですか?」
剛志
「…あぁ?」
四季
「どういう事だ、」
剛志
「…四季。」
四季
「んだよ、親父。」
剛志
「彼奴はお前が鬼ってことに気づいてない。」
「…だから逃げろ。」
四季
「…は??」
「なんでそうなるッ?!」
剛志
「頼む。一般人を装ってくれ。」
四季
「それじゃあ親父が死んじまうってッ!!」
剛志
「…それでいい。」
「お前には、元気で生きて欲しいからな。」
四季
「…うるせぇ。」震声
「親父が何言ったって俺は行かねぇッ…」
声が震えていた。
恐怖でも怒りでもない。
それは、守りたいという本能だった。
剛志
「…っ」
四季
「決めてんだよッ…」
「世界を平等にするッ…」
「親父を死なせねぇってッ!!」
剛志
「四季…、?」
四季
「おい五月雨ッ!!」
「お前が何勘違いしてっか知らねぇけどよぉ!!」
「お前の探してる鬼はここにいるぜッ?!」
五月雨
「ほう、お前が…」
剛志
「おい四季ぃッ!お前馬鹿か?!」
四季
「あぁ、俺は馬鹿だよ…」
「そんな事親父が1番知ってんだろ?」ニカッ
剛志
「だからって白状しなくたってッ」
四季
「親父は死なせねぇし、周りに危害も加えねぇ。」
「…やり直す前、頑張ったんだぜ??w」
身体が燃え上がる 。
紅い炎が四季の身体を包み、
肌を焼き、骨の髄まで“鬼の因子”を呼び覚ます。
剛志
「…炎鬼の力まで使えるのかよ…」
四季
「…ケリつけようぜ、五月雨ぇッ!!」
「ッ…ガハッ…げほっ、ゴホッ…」吐血
(…鍛えてない体に炎鬼の力は重すぎるな…
でも、ここで殺しとけば俺は満足だ。
他の奴らは記憶があるって言ってた。
俺がここで死のうが、彼奴らがやってくれるはずだ。)
五月雨
「炎鬼の力、か…たしかに膨大だな。」
「だが、その体に鬼神の力は大きすぎたんじゃないか?」
四季
「そう、だなッ…」
「でもなぁ、お前を殺せればなんだっていいッ!!」
「頼むから、死んでくれよな…」
その声と共に、銃声が鳴り響く。
閃光。一瞬の静寂。
煙が立ちこめ、
風がそれを撫でるように散らしていく。
そして
煙の向こうに見えたのは、
命の終わりの形。
五月雨は、銃弾を胸に受けて倒れていた。
だが、同時に伸ばされた刃が
四季の心臓付近を深々と貫いていた。
剛志
「………」
桃瓦剛志は、ただ立ち尽くした。
世界が崩れていく音が聞こえる気がした。
剛志
「…っ、!!」
桃瓦剛志は、反射的に何かに気づいたように、
〝それ〟に駆け寄った。
皇后崎視点
静寂を切り裂くように、
羅刹の廊下に声が響く。
迅
「…花魁坂、誰だよ、〝四季〟って…」
京夜
「…え、??」
「ちょっとまって、何の冗談??」
迅
「…俺は四季?って人には会った記憶ねぇぞ。」
碇
「あぁ、俺もだな。」
帆稀
「あの、私も会ったこと無いです…」
京夜
「だのっちはどこにいるのッ?!」
「だのっちなら覚えて…!!」
迅
「…俺らが矢颪たちの回収を終えた時、四季って人の所には行く気配無かったぞ。」
京夜
「いや、嘘でしょッ…?」
帆稀
「あの、その四季って人の特徴とかを遊摺部さんの言ってたのと照らし合わせたらどうでしょう…?」
迅
「あぁ…そうだな。」
「花魁坂、特徴教えてくれ。」
京夜
「…うんッ。」
そして、花魁坂は語り始めた。
語るほどに、空気が軋む。
羅刹の校舎が、記憶を拒むように歪む。
その先に待つのは
再会か、それとも喪失か。
☂.· ⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯ ☂.·
変な展開になってきたぁッ!!!
みんなついてこれてるッ?!
私は頭の中で映像みたいな流れてるけど…(??)
とりまもうすぐ完結だよ~!!
バッドエンド、ハッピーエンド共に書くから!!
良ければどっちも見てください~!!
それでは👋
コメント
16件
続き楽しみにしてました続き作ってもらってありがとうございます続き楽しみにしています
この作品まじで #桃源暗鬼 で1番上にしてくれ 、、