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(学校)
『今日、紅葉休みなのかな?』
『多分休みだと思うぞ。今日はバスも一緒じゃなかったし…』
『またはるまが熱出したんじゃない?』
『私、この前紅葉からはるまの体調不良になる数が減ったって聞いたよ』
『だから休もなのかもしれないな…』
イツメンの3人ははるまが生まれつき、体が弱いことを紅葉から聞いている。
半年ほど前まではそれが理由で学校をよく休んでいた。
(放課後)
『樹ー!私も一緒に行ってもいい?』
『いいぞ!その方がきっと紅葉も喜ぶだろうし!』
『うん…。きっと大変だよね?』
『……そうだろうな。』
2人は歩きながらいつもよりもくらい表情で話していた。
(美和家)
2人は紅葉の家のチャイムを鳴らした。
『はーい?って紗奈と樹!?』
『やっほー!』
『よう!』
『待ってて、今開ける!』
紅葉は2人が家に来てくれたことが嬉しく、急いで玄関まで出てきた。
よっぽど嬉しかったのだろう。外からでも、ドンドンという紅葉の足跡が聞こえてきた。
『2人とも!上がって上がって!』
『おじゃましまーす』
『樹兄ちゃんと紗奈ちゃんだ!』
『はるまー!ちょっと見ないうちにこんなに大きくなって!』
『紗奈wwそれ親戚のおばちゃんじゃんww』
『てか、会ってないの1年くらいでしょww』
こうして3人で話しているとお母さんが帰ってきた。
19:00
『おじゃましました!』
『またね!』
『またいつでも来てちょうだいね!』