テラーノベル
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Nanase*
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〜黄side〜
俺は、すっちーに隠し事をしている。
俺は昔、羽を与えることができた。
すっちーを彩っている黄金色は、本来すっちーの色なんかじゃない。
初めて会ったすっちーの羽は、見たことないほど黒い色をしていた。
黄「すっちー!」
緑「…みこちゃん!」
最初はお互い気にしてなかった。
でもそのうちに、
モブ1「…やだ、あの子黒い翼よ」
モブ2「…確か黒い翼って不幸を呼ぶのよね」
根も葉もない噂が広がっていった。
黄「…すっちー?」
緑「…消えたい」
黄「…っ」
毎日同じ顔して呟いていた。
違うよ、消えるべきはすっちーじゃなくて、その漆黒の羽のほうや
黄「…記憶と引き換えに、羽の色が変わるならそ うしたいと思う?」
どんな色が似合うやろ
ごめんな俺に選ぶ力はないよ
でも俺の黄金色はすっちーに似合うと思う
さよなら
また今度、「初めて会った」ときは、素敵な羽だと褒めてあげる
泣き疲れて眠っているすっちーに
緑「………」
そっと移し替えるために
黄「…はぁっ…はぁっ…はぁっ」
俺はとびきり大きい刃物を
黄「…はぁっ…はぁっ」ブルブルブル
震える手で背中に当て
黄「…はぁっ…はぁっ…っ!」
羽を切り落とした
隙だらけで大きな傷が残った背中。
緑「どうしてみこちゃんの背中には羽がない
の?その傷はどうしたの?」
この前聞かれたから、
黄「…いろいろあってな」
と言った。
なんの曲か分かったでしょうか?
コメントお待ちしてます!!
コメント
5件
あかねさん、第2話読みました!黄の自己犠牲が痛いほど伝わってきました。「とびきり大きい刃物」を震える手で背中に当てるシーン、想像するだけで胸が締め付けられます。緑が何も知らずに「どうして羽がないの?」と聞くラストも切ない。でも「初めて会ったときは素敵な羽だと褒めてあげる」という一文に、黄の優しさと覚悟が凝縮されていて、すごく好きです。伏線の回収も綺麗で、続きが気になります。素敵なお話をありがとうございます!