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ゆっくりと歩みを進めていた俺たちはようやく屋根の近くまでたどり着く事が出来た。
近くで見ると小さな小屋で、人がいる気配は全く無い。恐る恐る扉に近づく、、、
br「行くの?やめといた方がいいんじゃない?」
kn「俺もそれ以上はやめといた方がいい気がする。」
na 「なら俺1人で中に入る。お前らは下がって様子を見てて。」
sm「さすがに1人では行かせられねーだろ。俺も中に入る。」
kr「俺も一緒に行くわ。brとknは周り警戒してて欲しい。」
br &kn「了解。」
早速俺たちは扉を開けて中に入る。小屋の中には簡易的なベッドと机や椅子が置いてあるだけだった。しばらく誰も使っていないのか少し埃が積もっていた。
na「人がいた形跡は見当たらないなぁー。」
sm「ここをフェイクとして使ってるのかもな。」
kr「それにしても、もう少し生活感とか出さないか?フェイクにしてはあまりにも放ったらかしというか、、、。」
色々な憶測が飛び交う中、naが何かを見つけたようだ。
na「なぁ、これってなんだと思う?」
sm「どれ?」
naの見ている方へ視線を向けると、よく見なければわからないが、細い床の1箇所だけ周りの床の色と違う部分があった。
kr「これって、隠し扉的なやつか?」
na「、、、行くか?」
sm「いや待て。外の2人に知らせるのが先だろ。」
na「ならsm、2人に伝達頼む。krは一緒に来て俺に何かあったらすぐに戻って。sm達に知らせてくれ。」
sm「わかった、、、けど、無茶するなよ。」
smは小屋から出て2人の元へ向かった。krは少し不安げな顔を見せている。
kr「お前さー、、、行く前にそういう何かあったらとかって言うなよなぁ、、、。」
na「ごめんって!でも、実際に何があるかわかんないし、医療に強いkrがいてくれたら安心だからさ。」
kr「危険だと思ったらnaも一緒に連れて戻るからな。」
na「はいはい、わかったよ。」
流すように返事をすると、naの掛け声で色の違う床に手を触れたが、何の変化もない。
もう一度、強く床を押すとツメが外れた音がし、ゆっくりと回転する。床の反対側にはレバーが付いていた。
na「おぉ!すげー!何かダンジョンみたいじゃね??」
kr「不覚にもわくわくしてる俺がいる、、、。」
na「いいんだよ、それで!よし!じゃ、行くぞ!」
naがレバーを引くと、一部の床がスライドして地下に続く階段になった。
na「、、、準備はいいか?」
kr「、、、うん。」
2人は互いに顔を見合わせて頷く。
2人はゆっくりと階段を降りていき暗闇の中に消えた。
第5話へ続く