コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ー akiyama side ー
ボクの幼い頃には、いつも彼等が居た。
ハルは泣き虫だから、いつも虐められていて
それを庇ったケイやトージローも
ハルを庇った罪として、虐められていた。
そんな彼等を守るのはいつもボクだった。
「晴はいっつも泣いててダッセー!
俺だったらそんぐらいで泣かねぇよ!!」
「ひぐッ…えぐッ…ひどいよぉ…」
「おい!晴を泣かせるな!!」
「あぁ?!なんだよ!!!」
「うぁッ…」
「とーじろーッ!!!!」
「次はお前の番だからな!!」
ドンッ
「いてッ…」
「ふんッ!!!」
『チョット、なにしてんの?』
パァァンッッ
「ッ…覚えてろよぉぉぉぉぉぉッ!!!」
『ダサ…』
「りんちゃ…ヒグッ…えぐッ…こわかったよぉッ…」
「りんちゃ…」
『ん~?もう大丈夫だからね!』
「りん…?」
『うん、ボクだよ~』
「俺ッ…俺ッ…怖かった…」
『うん、うん、ケイは頑張ったんだよね~』
「ひぐッ…えぐッ…」
『ほら、手当てするからおいで?』
「りんちゃん…だっこ…」
『とーじろーは甘えんぼだねぇ~笑
ほら、おいで〜?』
「りんちゃ…てて、繋ご…?」
『はいはーい!ケイはボクの服の裾摘んでおける?』
「ん!!!!」
『あい、行くよ~!』