「なんでもない、でも特別な日」
旅行から帰った次の週。
あかねとお昼をとりながら、私は旅行の時の写真を彼女に手渡していた。
裏庭でお弁当を広げつつ、あかねとあれこれ思い出話に花を咲かせる。
「あ、そういや美穂(みほ)。旅行の前、緊張してたけど大丈夫だった?」
「え?」
なんのことだろう、と思ってすぐ、あかねの表情から話した内容を思い出した。
そうだ、 晴(はる)さんと同じ部屋になるのを緊張してたのを、あかねに話していたんだった……!
「あっ、実は晴さんがお風呂に入っている間に、寝ちゃってて……」
「えっ、そうだったんだ」
あかねは驚いた様子だったけど、「疲れてたんだね」と苦笑する。
「でも晴さんと美穂がほんとに仲よくて、安心したっていうか……嬉しかったよ。近々いい報告聞けるのを楽しみにしてる!」
「あっ……」
それが結婚関連のことだとわかるから、私は*************
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