この作品はいかがでしたか?
346
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日本は大日本帝国だった頃の記憶がないです。
アメリカはちゃんと記憶あります。
深夜の3時25分、暗い夜道で日本は一人歩いていた。
コツコツコツ…と。
時折倒れそうになりながら、家へ向かっていた。
「はぁ…ここまで仕事が長引くと思わなかった…。」
陰鬱な雰囲気を醸し出しながら、そんな事を呟いていると、何やらサングラスをつけた男が、こちらへ向かって走ってくる。
見覚えのあるシルエットに、日本は一瞬目を見開いた後、嬉しそうな顔をした。
「お〜い!日本!」
「アメリカさ…うぶ?!」
日本はアメリカに、強めのハグをされ変な声を出した。
それでも嬉しそうに笑って、しっかりと抱き締め返した。
「久しぶりじゃんか〜。大丈夫?ちゃんと社畜してた?」
「はい、この通り。」
そんな会話をしながら、二人は微笑みあった。
「会いたかったです。アメリカさん。」
「俺もだぜ、日本。」
まるで恋人のような…まぁ恋人なのだが、そんな事が出来て、日本は心が踊った。
「ふふっ……アメリカさん、もし良ければ、俺の家に来ませんか?」
「良いのか?!ぜひとも行かせてもらうよ!」
スピーディに返事するアメリカを、日本は愛おしく思った。
ガタンゴトン…ガタンゴトン…と動く電車に、二人は揺らされていた。
「…こんな事を、言うのもなんですが…。昔の、幕末の俺が開国したのって、貴方のお陰なんですよね、アメリカさん。」
「ん…?ああ、そうだよ。どうしたんだ、急に。」
アメリカが答える。
日本は躊躇いながら、話を進める。
「大日本帝国は、貴方のお陰で開国できて進歩できた様なものなのに、恩を仇で返す様な事をしたなんて…と思って…。」
「俺は別にんな事思っていなかったけどな。」
「え?」
「ほら、この話はこれで終わり。もう降りるぞ。」
家に着いて、にゃぽんと一通り話した後、アメリカは思う。
大日本帝国だった頃の彼は、小国ながら枢軸国として第二次世界大戦に参戦した。
その頃の彼の鋭い瞳は、今でも忘れられない。
今でも、日本に彼の面影を感じる事がある。
アメリカは時々思う。
自分は、日本のことを本当に好きなのか。
彼が好きなだけで、日本のことは別に好きではな無いのではないかと。
だが、考え込んでも無駄なので、もうこの事は思い出さない事にした。
「アメリカさん、このアイス食べてみて下さい!」
「え?何々?」
そんな感じでイチャつく二人を見て、にゃぽんは
「血縁者のBLとか無理なんだが?!?!?」
と叫んだとか、叫ばなかったとか。
二次創作?初めてで…。
お見苦しいかも知れません…。
スミマセンッッッッッッッッッッッ………!!!!!!!!
コメント
2件
ごめん設定神すぎて死んだ(??)