今日は猫の日。
テレビでもちらほら猫の映像が流れていた。
そんな猫ちゃんを僕と一緒に見ているのが、同棲中の彼氏、青ちゃん。
「かわいいね〜」なんて言いながら家で飼っているわんちゃんを愛でる。
黄「今日はにゃんにゃんの日だから、猫ちゃんが主役なんですよ〜」
ちょっとからかってみる。
言葉も通じないわんちゃんだから、僕の嫌味も気にせずワンワン鳴いているけど。
黄「わんじゃないよ、今日はにゃんだよ?」
青「犬相手に何言ってんのw」
黄「にゃんにゃんの日だからわんちゃんもにゃんって鳴くかなー、って」
青「鳴くわけないじゃん」
真顔で正論を吐く青ちゃん。
あなたもっと、ノリいい馬鹿でしょ〜!!
黄「でもわんちゃんがにゃんって鳴くなら人もにゃんって言わなきゃだねw」
青「僕は言いたくない」
黄「何マジレスしてるんですか、僕だって言いたくは無いですよ」
青「嘘、鳴きたいくせに」
黄「は?」
反射的にこぼれた一文字。
やっぱり青ちゃんは馬鹿だった。
成人男性でにゃんにゃん言いたい人なんていないよ。
しかもアラサーとなるともっと少なくなるんじゃないかな?
青「固まってるよ〜w」
黄「青ちゃんが変な事言うからです」
青「そんなに変なこと言った〜?正論じゃん」
黄「正論…?どこが?」
青「多分ね、僕が想像してる“鳴く”と、黄くんが想像してる“鳴く”全然違うよ?」
黄「んん?」
他にどの鳴くが、
あ、
…………
青「顔、紅いけどw」
するすると伸びてくる青ちゃんの長い腕。
手が腰に触れ、その気になったような青ちゃんの顔が近づいてくる。
僕は目をぎゅっと瞑り、ふにゃっと当たるのを待った。
青「黄くん、?」
少し目を開くと、ニヤニヤとした顔で、近づいてくる気配が全くない青ちゃん。
黄「待ってたのに、/」
青「……」
青「待ってたってことはさ。期待してるってことで、あってる?」
黄「まぁね、///」
青「ほんと、あざてぇ猫ちゃんだ」
今度はちゃんと唇が触れる。
でも、触れるだけじゃ終わんない。
それを分かってる僕は、ノックされる前に口を開けた。
青ちゃんと僕の舌が絡まる。
テレビにはかわいい猫ちゃんが流れ続けているというのに、
猫ちゃんそっちのけで僕に夢中になる青ちゃんは、
どれを猫だと思っているんだろうね。
青「随分積極的だね」
離れた唇が少し名残惜しい。
青「まだキスしたい?」
黄「んーん、もうキス“は”いい」
青「しっかり鳴きたいんじゃん」
青「やっぱ僕が言ったの、正論だったね?♡」
「にゃあ゛っっ♡♡」
日付変わっててすまねぇ🙏
他の人の作品を見て猫の日だって気づきました。
家の猫ちゃん愛でねーと笑
お姉ちゃんがチュールあげたって言ってたのは猫の日だったからなのか!?
全然気づかなかった笑笑
お友達の誕生日と、ME:Iの雑誌発売日、ってことしか頭に無かったです🥺
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