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気づいたら朝になっていた。
あの後どうなったか鮮明には覚えてない。
でもサトルに抱きしめて貰えたことは覚えてる
抱きしめられたんだ。サトルに!
やった!
でもサトルがわたしを好きだと仮定するにはまだ早い。
とりあえずニェンたちに報告しに行こう
「ニェン!ニョン!」
◼『で、どうだったんだよ』
『ワクワク』
「脇腹刺されて泣いたら抱きしめて貰えた」
◼『…???』
『…???』
「ね?大成功でしょ?」
◼『それって大成功に入んのか? 』
『もう本人がいいならそれでいいんじゃ…?』
「えへへ!ギュッてしてもらったんだよ! 好きな人にギュってされたら嬉しい気持ちわかるでしょ?」
◼『確かにご主人様に抱きしめられたら嬉しい。』
ニョンは顔を赤くしていた。きっと想像したら嬉しかったんだろうね。
はぁ最高!好きな人に抱きしめられるってこんなに最高なんだ!
このまま好きになってくれればなぁ
わたしはずっと待ってるよ。サトル。
「あ、兄さんいたんだ」
@『楽しんでいるようだネ♡』
@『そんなことより早くピザを食べないと冷めてしまうよ。』
「だってさ。行こうよニェン、ニョン」
@『私が知らない間に仲良くなっている…。羨ましい。』
◼『嫉妬してるご主人様可愛い…』
『最高すぎる…』
「え?兄さんが可愛い??」
◼『お前には関係ない。黙っとけ 』
ニョンもニェンの言葉を聞いて素早く頷いている。なんで?教えてくれてもいいじゃん!ケチ
ピザ食べながら次の作戦でも考えよ
「ねぇ兄さん」
@『どうした』
「可愛い服着れば可愛くなれるかな」
@『確かに。』
「なーんだ!こっちの方が簡単じゃん!」
@『着るだけだもんネ♡』
「でも服がないよ。」
@『私のを貸してあげよう』
「え????」
気づいたら鏡の前には女の子の服を着たわたしが立っていた
@『この服はセーラー服という服だよ』
セーラー服?どこかで聞いたような…
あ、そうだ。サトルが言ってた!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
♡『ぼくの学校はね、女の子はセーラー服っていうのを着るんだよ。可愛いやつ。』
「へぇ〜。サトルが着てるのは違うの?」
♡『ぼくのは学ランって言うんだ〜。かっこいいでしょ?』
「いいね。わたしも着てみたいな。」
♡『学ランを?』
「いや、セーラー服。 」
♡『ランダルが着たら可愛いだろうね!髪も長いし!』
「そうかな?」
♡『うん!見てみたいなぁ〜』
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
これを着て寝ればいいんだ!
楽しみだなぁ…
サトル、何か言ってくれるかな?
@『ランダル?まだピザが残ってるけど?』
兄さんの声に聞く耳を持たないまま、わたしは自分の棺桶に向かった
@『これが恋の力なんだネ♡私もしてみたいな♡』
ニェンとニョンが急いで首を振る。まるでダメだと言わんばかりに。
別に兄さんが恋してもいいけど、家に連れて来るのは勘弁して欲しいね。
そんなことより、待っててねサトル
今すぐ行くから