こいしです。
プリの羊の所にあげているやつをここにも
上げようと思いました。
割と真面目(?)な2次創作です。
BL要素は無いです。
まぁ、色々注意です
(※こいし君は日本語ができない人です。)
どうぞ
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コツ、、コツ、、コツ
何者かの革靴の音で意識が戻る
耳を澄ましてみて気付く
革靴の音の源は自分で、
いつの間にか何処かを歩いていた
ここは見渡す限り真っ白で
地平線が何処にあるかもわからない
どこへ行くのかもわからず
ただ足は動き続ける
まぁ、それでも自分のやりたい事は
決まっていた
一刻も早くここから抜け出し、
私の”Dream Circus”の団長に戻る事だ
帰ったらあのきんとき?とか言う奴、
アイツは絶対に許さない
ペンギンにでもしてやろうか
なんて帰ってからやりたい事で考えながら歩く
暫く歩いた
ずっと歩いた
もう、どのくらい歩き続けたかわからない
どのくらい私はここにいるのだろうか
もう、疲れた
そんなこと考えても無駄だ
今日も歩かねば
そう思っていた時、
後ろから知らない少女に声を掛けられた
少女
『ねぇ、どこへ行くの?』
団長
「済まないが、今は急いでいるんだ」
かなり切迫詰まっているのは
自分が一番わかっている
振り返らずに冷たく答えた
あの知らない少女は歩いていない様だから
このまま歩き続ければ引き離せるだろう
そんなことを呑気に考えていた
少女
『ねぇ、
私たちのこと覚えてる?』
もっとしっかり考えていれば良かったのかもしれない
不可解な点は幾つかあったのに、
声を掛けてきた少女は1人なはずなのに
なぜ「私たち」なのか
彼女は歩いていないはずなのに
さっきよりも近くで声がするのはなぜか
そんなことを一切考えず
思いっきり振り返り、
今抱えている怒りを乗せて言った
団長
「だから、! 私は今急いでいると…」
言いたいことが口から出切る前に
止まってしまった
声を掛けてきたであろう少女だけでなく、
少女の後ろには、どこか見覚えのある様な顔が大勢並んでいた
勿論少女の顔も覚えていた
だがその少女は、なぜか名前まで覚えている
華奢で”ウサギ”の様な少女の名前は確か
“ラスク”
ラスク
『良かった!
名前覚えてくれていたんですね、
嬉しいです』
そのまま少女は続ける
ラスク
『確か名前は必須なんでしたっけ?
ねぇ、団長さん?』
ラスクは、話すたびどんどん笑顔になっていく
あんなに小さな少女なのに
とても不気味に見えた
ラスク
『実はおねがいがあるんですけど、
聞いてくれますか?』
団長
「へ、、?」
正直逃げたい、
もう、彼女の話したくない
あの時見た彼女の顔が、
絶望で真っ赤に染まっていった顔が
脳裏に焼き付いて離れなくて呪いになって、
ずっとちらついて見えてしまう
あの少女だけではない
他の人たちもしっかりと一人一人
その顔を覚えてしまっている
怖かった
もう、思い出したくなかった
全部全部、自分でやったことなのに
自業自得なのに、
ラスク
『怖がらないで下さい、団長さん。
私たちのおねがいは
至って単純ですから』
恐怖と、溢れんばかりの罪悪感の中
ほとんど動かない口をなんとか開けた
団長
「いッ、一応、き、聞いておくだけ、
聞いておこうか?」
ラスク
『ありがとうございます!
みんな良かったね!
団長さん来てくれるって!』
ラスクは後ろを振り返って
とても嬉しそうに後ろの彼らに呼びかけた
団長
「ちょっと待てッ、、来るって何だ!
俺はそのお願いの内容を聞いただけで….!」
彼らからとても嬉しそうな、楽しそう
な雰囲気を感じ取った
それと同時に彼らの後ろから
何か黒い何かが迫ってくる事に気付いた
気付かなければ、まだ幸せだったのか
も知れない
その黒い物は真っ直ぐに自分へ
向かってくるのがわかってしまった
サーカスの観客”だった”人たち
『いっしょにあそぼ?』
もうそこに彼らの顔は見えなかった
走った
命懸けで走った
手に持っていたステッキも、
頭に乗っていたシルクハットも、
全てを投げ捨てて、
やりたかった事も諦めて、
ただそこにある
未来があるのか保証のない
“生”にしがみ付いた
今まで他の人の、
“未来の保証された生”を
散々潰して、蹴散らして、燃やしてきたのに
我ながら罪深いな、なんて思う
本当にこんな事を考えていたかなんて
自分でもわからないくらい走った
今、自分が団長としての服を着ていな
くてただの青年だった時の服を着てい
るのかもわからず、
じわじわと距離を詰めて、手を伸ばしながら
急かしてくる黒い何かから逃げていた
ただ遊ばれていただけかも知れない
それでもどこか諦められない自分がいる
ずっと先に光が見えた..!
この真っ白い空間の中でわかるくらい
明るく道を示してくれた
中々近づかない光にもどかしさを
感じながらも走った
あと少し、
と言うところで足を取られた
思いっきり顔から倒れ込んだ
それでも残った四肢を使って
一生懸命に近づく
気付いた時には
“たすけてッ!”
なんて間抜けに叫んでいた
なぜなら人影が見えた気がしたからだ
神父の様な黒い装束に身を包んだ
金髪の男が見えた
叫んでいる間にも、どんどん身体が闇に
飲まれていく
てをのばした
とどくかもしれないなんておもった
いっしゅんこちらを見てくれた気がした
でもかおは、ぼやけて見えなかった
やみにのまれていっているからか、
目からあふれでる水のせいか、
もう、わからない。
[ここからの記憶は無いようだ]
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以上です(このパートは)
読んで下さりありがとうございます!
(××さんパート只今制作途中)
コメント
4件
次が誰のパートか、誰も見てません 皆さんは何も見ていません おれは何もネタバレはしていない。 うん。許して
団長さあぁぁん…(ت) 最後の方ひらがな増えていってるのいいですね🥰✨