テラーノベル
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ーなんでだろうー
誰かの特別になりたい
誰かに必要とされたい
愛されたい
好きと思ってくれる人に出会いたいだけ
こんな強い願望は雨と一緒に消えてってしまう
雨は好きだった
それは好きだった彼女がよく空を見て
たから
雨の日は異常に外を見る回数が多かった
多分好きなんだろうと思った
けど実際は雨は辛い記憶を消してくれるから見
てるだけだった
確かに風景を撮るのが好きな彼女はゆ
ういつ雨の時の風景は撮らなかった
あっちはずっと癖だの言ってくるが多分、雨に
別れの印象があるのだろう
暗くて太陽が出てないのは心地よいと言ってい
たけどそれはほんと?
逃げないで、もっと向き合って欲しい
言えないことは言わなくてもいいけど少しくら
い教えてよ
わかったと言われ教えられたものは
口癖
「なんでだろう」
コメント
1件
読み終えました……🥀 「雨は好きだった」って言葉の裏に、こんなに重い記憶が隠れてたんだなって思うと、胸がぎゅっとなりました。 「辛い記憶を消してくれるから」って、苦しいのに、それでも雨を見てしまう主人公の気持ちが切なくて。最後の「なんでだろう」という口癖、何かを隠すための言葉なのかな……それとも自分でもわからなくなってるのかな。 まだ2話だけど、この人の心の奥にあるものをもっと知りたいと思いました。丁寧に紡がれた感情のひだ、すごく響きました。🤍