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限界社畜リーマン青×代行業桃パロ4話目
上司に気を遣い、後輩を気にかけているうちに飲み会の時間はあっという間に過ぎていく。
その間に何杯飲んだかなんて記憶にもない。
俺達の親世代に聞いたような「ひと昔前のアルハラ」なんてものとは無縁になったとは思うが、それでも場の空気とノリというものはある。
白けない程度に呷っているうちに、空のグラスは数えるのも面倒なほどテーブルの上に並んでいる。
何とかこの2次会を最後に帰りたい。
そう思いながら、ハイボールの入ったグラスを傾ける。
もうその頃には部長も特にお気に入りの若手社員を捕まえては上機嫌に自分の武勇伝を語り始めていたから、申し訳ないがこの後のことはその連中に任せることにしよう。
飲み会が進行している終盤、裏側で会計を始めた幹事の手伝いをしているうちに段々と眠気が襲ってきた。
今週は割と激務な方だったから、体は限界を迎えて悲鳴を上げている。
今日が金曜でよかった。
さすがにうちの会社も休日出勤なんて無理強いはしないから、明日はゆっくり寝ていられそうだ。
参加者から回収した札を数えているうちに、大きな欠伸が漏れる。
そんな俺を見て、幹事の男が「そう言えばさ」と何かを思い出したように声をかけてきた。
「いふ、お前今日車で来てなかった?」
「………あ」
そいつの言葉に、小さな声が漏れる。
そう言えばそうだ。仕事とは言え普段車を使うことはめったにないせいで、すっかり失念していた。
「…やば。めっちゃ飲んだんやけど」
「車、置いて帰れば? どうせ明日休みなんだから取りにくればいいじゃん」
「んー……」
せっかくの休日に、車を取りにくるだけとは言え会社まで出向くのは正直面倒くさい。
…だけど確かに今の状況では乗って帰ることなんてできない。
そう思って諦めかけた時だった。
「それか、運転代行呼ぶか」
再び大きな欠伸を漏らしたところで、そいつはそんな言葉を継いだ。
……「代行」。その単語がさも当たり前のように、脳裏にピンク色を呼び起こす。
「……呼んだら、来るんかな」
ぽつりとした呟きに、同期は「そら呼べば来るだろ」と、俺からしたら少し的外れな返事を寄越した。
…わざとじゃない、うっかり酒を飲んでしまったんだから仕方ない。
飲酒運転なんて絶対できないから代行を呼ぶしかないだろ?
そう胸の内で自分自身に言い訳をする。
こじつけに近いそんな「会う口実」に、縋りたくなっている自分にも気がついてしまった。
「ないちゃん、今ちょっといい?」
白い髪を揺らしながら、ひょこりと部屋に顔を出した影が一つ。
目の前のPCから視線を外した俺は、そちらを振り返った。
「あ、作業中やった?」
「ちょうど報告メール書き終わったとこだから、大丈夫だよ」
何?と重ねて聞くと、うちの社員の一人…初兎ちゃんはその名にふさわしいくらい軽い足取りで部屋の中に入ってきた。
俺のデスクの前にあるソファに、ぴょんと飛び跳ねるようにして座る。
「昨日、ほんまにごめんな。風邪ひいてない?体調悪なってきたりしてない?」
「大丈夫だよ。心配性だなぁ」
この会話も今日3度目くらいだ。
苦笑いを浮かべた俺は、昨夜のまろのことも思い出してしまう。
そう言えばあいつも難しい顔をして何回も謝ってたっけ。
「これが俺の仕事だ」って何度も言ったっていうのに。
会ってまだ数日だけれど、本当にああいうところが優しいというかお人好しというか…。
初兎ちゃんは、今回の俺の仕事で裏方を担っている。
1週間の「告白代行」…男相手に告白を頼まれたのは初めてのことだったけれど、断る理由もなく引き受けた。
ただ、言われるまま相手に告白してくればいいというわけにはいかない。
依頼がきちりと遂行されたかどうか、証明して依頼人に報告する義務がある。
そこで初兎ちゃんの出番だ。
俺がまろにきちんと依頼通りに告白しているところを、陰から写真におさめる。
彼から受け取ったそのデータをメールに添付して、俺はきちんと依頼が成し遂げられたことを依頼人に毎日報告する。
今日も例外ではない。
夕方まろの会社に行ったときの自分の写真をメールに添付し終えたところだ。
マウスをかちりと操作して、送信ボタンを押した。
例外と言えば、昨日だけは例外だった。
急遽別件でトラブルが舞い込み、初兎ちゃんが自由に動けなくなった。
だから昨日は写真を撮ることもできなかった。
依頼人にはその旨の説明と謝罪済みだけれど、初兎ちゃんの気持ちはそれでは収まらないらしい。
「だって僕が予定通り行けとったら、せめてないちゃんに傘渡すとかできたのにさ」
「初兎ちゃんのせいじゃないって言ってんじゃん」
「でもないちゃん、6時間以上も雨に打たれっぱなしやったんやろ!?」
「風邪ひいてないからいいんじゃない?結果オーライってことで」
そんなやり取りをしているうちに、今メールを送信したばかりの相手から返信が届く。
通知を光らせたそのメーラーの画面をクリックすると、こちらの報告メールを受けとったという業務的な返信が届いていた。
それを目視して、「確認済み」フォルダへ放り込む。
そうしてもう一度白髪の方へと向き直ると、優しい初兎ちゃんはまだ申し訳なさそうな顔をしていた。
「…ふ、まろみたい」
昨日、何度「気にしなくていい」というような言葉を口にしただろう。
まろからしたら俺なんて、どこの誰が頼んだかも分からない「告白代行」なんて怪しい奴でしかない。
それなのに、そんな相手にもあれほどの申し訳なさを覚えるなんて律儀な奴だ。
そう言えばまろは、最初こそ驚きはしていたものの、依頼人のことも俺のことも蔑むような言葉は今まで一度も口にしていない。
「理解に苦しむ」ようではあったけれど、普通なら得体が知れず「気持ち悪い」と罵ることすらありそうなものなのに。
文句すら言わず、俺の言うままに1週間付き合おうとしてくれているらしいあの青い目が優しいことは、この数日でよく分かった。
最初はこの依頼を受けたとき、「男に告白する」ことや「服装指定」「花束指定」といった縛りは自分の理解の範疇を超えすぎていて、躊躇いがないわけじゃなかった。
だけど今なら、その相手がまろで良かったと素直に思える。
何より、あの青い瞳が自分を映してくれることが楽しみになってしまっている。
そんなことを考えている間も、初兎ちゃんは未だ気まずそうな顔でそこに座っていた。
それに気づき、思わず今度は声を上げて笑ってしまう。
「初兎ちゃんが責任感強いことはよくわかったよ。俺が何言っても自分を許せないみたいだから、ご希望通りペナルティでも課そうか」
「…え、ペナルティ…?」
急に矛先の変わった話に、初兎ちゃんが少し戸惑い君に瞳を揺らした。
「そう。次のボーナス半分減らすってのでどう?」
「ちょ、ちょっと社長!それは話が違いますやんー。反省はしとるけど、そこまでの反省は必要ないんちゃうかなぁ?」
今度は自己弁護に走り始めるものだから、おかしくて仕方ない。
ひとしきりげらげらと笑った後、俺は「それより初兎ちゃん」と改めて呼びかけた。
「そろそろ帰りなよ。もうすぐ日付変わるよ?明日、早出じゃなかった?」
「うん、帰るよ。ないちゃんも人のこと言えんけど」
「俺も今最後の報告メール終わったから、もう帰るよ」
そう言い置いた時、ポケットに入れてあったスマホがピリリと小さい電子音を鳴らした。
あまり聞き馴染みのない音なせいで、一瞬だけ反応が遅れる。
スワイプして通話に応じ、耳元にスマホをあてた。
「はい」
予想通りの相手。
低い声は、酒に酔っているのかいつもより少しだけ舌足らずに感じた。
他の人間と飲んで高揚した気分の中、こちらに電話してきたのかと思うと少しだけ小気味いい。
「運転代行?いいよ。場所どこ?…うん、じゃあ位置情報共有しておいて」
今すぐ行く、と言い置いて通話を終わらせる。
そんな一方的とも言える会話を聞いていた初兎ちゃんは、帰ろうと立ち上がったところで目を丸くしていた。
「え、ないちゃん今から仕事?」
「そう。ちょっと行ってくるね」
椅子から立ち上がり、近くのハンガーにかけてあったジャケットを羽織る。
ついでに応接セットのテーブルに置いたままだった青い花束を持ち上げた。
夕方まろから預かり、明日渡そうと思っていたものだ。
「ちょちょ、ないちゃん、もう今日の営業時間終わっとるけど!?」
まだ働くのかと言いたげな初兎ちゃんの言葉に、俺は小さく首を竦め返す。
「んーまぁ依頼来ちゃったからしょうがないよね」
「えぇ…でも、今鳴ったないちゃんのスマホって営業用じゃなくて完全にプライベートのやつやん…」
「……」
「しかもないちゃん、プライベートのスマホも3台くらい持っとってさぁ…今のやつって、僕らからしても用途がよく分からん、今まで誰にも連絡先教えてないはずのやつやん」
「……初兎ちゃんさぁ」
にこりと笑んで、俺はまだ続きそうな彼の言葉を遮る。
「知ってる?サスペンスドラマとかだと、つまらないこととか妙なことを知りすぎてるやつが一番最初に殺されるんだよ」
「……こわ」
「ふふ、夜道気を付けてね」
妖艶に笑んで言うと、初兎ちゃんは身を縮めて部屋を出て行った。
その後ろ姿を見送ってから、俺もデスクとソファくらいしかない簡素な部屋を後にする。
「さて、行きますか」
位置情報が共有されたという通知が、スマホを光らせる。
画面をスライドさせながら廊下を歩く自分の歩調は、驚くほど軽やかだった。
待ち合わせたのは、いつもの「裏口」だった。
位置情報送るなんて言ってたからどこに呼び出されるのかと思っていたのに、ここ数日ですっかり見慣れた場所だ。
「あーないこ来た」
俺の姿を見つけるなり、まろはへらりと笑ってこちらに手を振った。
頬は紅潮し、目元はゆるりと細められている。
…完全に酔ってんな。運転代行を呼ぶくらいだからそりゃそうか。
「あれー?もう1人は?」
俺の後ろに視線を送り、まろはそれからきょろきょろと辺りを見回す。
「『もう1人』?」首を傾げた俺に、まろは子供みたいに大きな動作でこくりと頷いた。
「運転代行ってー、なんか2人組が車で来るやん。1人はお客さんの車を家まで代行運転して、もう1人が別の車で後ついてきてさ。終わったら元の車に乗って、2人で帰っていくイメージ」
「あぁ、本物の『運転代行』はね」
ズボンのポケットに手を突っ込んでいた俺がそう返すと、まろは何かを差し出してきた。
促されるまま出した手の平で、かちゃりと音を立てたそれは車のリモコンキーだ。
「ほんもの?」
「運転代行って資格とか許可とかいろいろいるんだよ。めんどいからうちでは普段やってない」
「え、そうなん?」
「しかも今営業時間外だし。一緒に来る社員なんていないよ」
「え…」
上機嫌だったまろの声が、急に詰まる。
こいつのことだ。どうせまた申し訳ないとか思ってんだろうな、と考えたけれど、それは思い違いだったようだ。
「えーじゃあ仕事じゃないのに来てくれたってこと?」
「うれしい」なんて付け足して、またへにょりと破顔する。
普段きりっとしたサラリーマンのくせに、この顔はずるい。
…思わずそう思って俺は一瞬息を飲んだ。
「…まろ何杯飲んだの?酔いすぎじゃない?」
まだ出会って数日。
それほど相手のことを知っているわけじゃないけれど、これは絶対異常事態だ。
柔和な笑みを浮かべていつも紳士的なサラリーマンの、幼さ溢れると言えばいいのか甘えモードと言えばいいのか…とにかくこのギャップはえぐい。
「わからんー。なんか最後の方は周りが注文したもん押し付けられてさぁ」
言いながらまろは、「こっち」と手招きして歩き出した。
ビルの中に入り、そのまま地下にあるらしい駐車場へと向かう。
どうやらここはまろの会社のビルではあるけれど、一部のフロアは他社にも貸しているらしい。
共用部は社員以外が入っても大丈夫なようだ。
「ピンク色の、なんかようわからん酒が1番おいしかった」
「ふぅん」
かつんかつんと、階段を降りる2人の靴音だけが響く。
まろの足音だけは俺のものより弾むように軽やかだ。
「ないこみたいにめっちゃきれいなピンク色やったよ」
さらりと続いたそんな言葉は俺にとっては思わぬもので、思わずすぐそこの壁にゴンと頭を打ち付けてしまった。
予期せぬ大きな音に、さすがのまろも慌てて一歩近づいてくる。
なんなのこいつ、酔ったら平気でこんな口説き文句みたいなこと誰にでも言える性格に豹変するわけ?
「え、大丈夫!? でこ打った?」
打ち付けた額を押さえた俺の手を、まろのそれが掴む。
ぐいと引っ張られて前髪の下から露わになった額に、更に指先が触れた。
腫れていないか確認したらしく、「ん、大丈夫そう」と安堵したように呟く。
それからまろは急に笑いだした。
「ないこのでこ、せまっ」
何がおもしろいのか、酔っぱらいのツボは全く理解できない。
げらげら笑い出すまろを「はいはい」とあしらいながら、俺は先を歩き出した。
…経験上いろんな酔っぱらいを見て来たから分かる。
普段真面目な奴が酒で箍を外すと、翌日には9割くらいの確率で記憶がぶっ飛んでいる。
多分まろもそのタイプだ。明日には自分のこのハイテンション具合も忘れているんだろう。
だからまともに取り合っても無駄だ。
「車どれ?住所だけ教えてくれたら俺が運転するから、まろはもう寝てな」
「えーーないこと喋りながら帰りたいなぁ」
「はよ寝ろ」
間髪入れずにツッコむように言葉を遮ると、まろはまたげらげら笑いながら駐車場の奥を指さした。
そこにある一台のコンパクトカー。運転しやすそうな車種で助かった。
さすがの俺でも、人様の車を運転する時、あまりにもでかい車だとそれなりに気を遣う。
それにしても、こいつ酔ったらこんなに人懐こくなるの?
まろはどちらかと言うと、愛想はいいけれど他人に媚びることはないタイプに見えた。
だから酔ってテンションが上がったとは言え、リップサービスのような意味でこんな甘えるような言葉を連発するなんて意外としか言いようがない。
住所は、聞かなくても搭載されたナビに設定されていた。
エンジンをかけてアクセルを踏み込むと、聞き慣れた機械音声もそれに合わせるようにして道案内を始める。
『ないこと話したい』なんて言っていたはずのまろは、車に乗って助手席シートに身を沈めた途端に目を閉じた。
車体の小さな揺れが心地よかったのかもしれない。
しばらくしたら静かな寝息が聞こえてきた。
…疲れてたんだろうな。
今週5日間通って分かったけれど、まろの生活は割と不規則だ。
規則的なのは朝の出勤時間だけ。
帰る時間は定時だったり日付が変わってからだったりとまちまちで。
そこに酒を流し込めば、極度の眠気が押し寄せてもおかしくない。
「…おやすみ、まろ」
車内には、まろが普段設定しているらしい音楽が流れている。
ポップスともロックともジャズともつかなそうなジャンル不明なそれに、俺の呟きは飲まれるようにして消えた。
「ま、ろ…っせめて鍵は開けて…っ」
まろのマンションにたどり着き、未だ夢の世界から完全には覚醒しない大の男を部屋まで運ぶのは大変だった。
肩を貸す形で、何とか聞き出した部屋番号を目指す。
鍵を開けさせた玄関扉を開き、俺は中に一歩踏み入った。
ふわりと覚えのある香りが鼻を掠めた。
ここ数日まろに贈り続けた花の香りがだと気づいたのは、玄関の小さな棚に飾られていたせいだ。
おそらく1日目に渡したものだろう。
花瓶に刺さったそれは、少し萎れ頭を垂れ始めている。
今日の夕方預かった分は、今ちょうど持ってきている。
その花束をリビングにあるテーブルに投げ、そのまままろを奥の寝室へと運んだ。
「ほら、まろ。ベッドでちゃんと寝て…」
自分の肩から手を外させる。
そこに横たわらせようとした瞬間、だけど予想外に自分の体が反転したのが分かった。
「え!?ちょっと、まろ…!」
急にベッドに倒れ込むようにバランスを崩したまろの体が、手前にいた俺を巻き添えになだれ込んだ。
つられるようにして、俺も転ぶようにして倒れる。
「いった…」
すぐ下がベッドで良かった。
大の大人が2人、床に倒れ込みでもしたら頭を打っていたかもしれない。
そんなことを呑気に考えたけれど、事態はそう甘くはない。
怪我はしなかったものの、どう考えても今の自分はまろに上からのしかかられていて、身動き一つ取れない。
「…まろ…っ」
少し強めに呼びかけてみたけれど、俺に覆いかぶさるようにして倒れたまろは起きる気配もない。
首筋の辺りに小さな寝息と髪が触れ、くすぐったさに身を捩りそうになるけれどそれすらうまくいかない。
身長にしたら、俺とまろはたった5センチくらいしか変わらないと思う。
だけど骨格はどう考えてもまろの方がたくましいし、上に覆いかぶさられるとさすがに重い。
なのにその重さも、心地よく感じてしまうから不思議だ。
圧迫されて少し息苦しさを感じるのに、それでもその温もりの方が凌駕していく。
「……まぁ、いっか」
疲れている人間を、無理やり起こさなくても。
ゆっくり寝られる時くらい寝かしてやるのが優しさってもんだろ、なんて自分自身に言い訳をして。
…本当はきっと、このまままろの腕に抱かれて眠りたかっただけだ。
事前に言われていたとおり、今朝ホテルで目を覚ました時まろはもういなかった。
その時の寂寥感のようなものを埋めるみたいに、今は幸せに浸っていたい。
どうせ、こいつは明日起きたら何も覚えちゃいないんだろうから。
今のこの記憶はまろの中からはなくなるだろうという、確信めいた予感。
それをいいことに、俺は少し首を傾ける。
すぐそこにある青い髪のかかる耳に、そっと唇を寄せた。
コメント
1件
うっわ~~~尊すぎます!!♡♡ 書くのうますぎてどの作品を見ても読み込んじゃいます!! 明日から学校なので見れない日もあるかもしれませんが無理ない程度に頑張ってください! 応援させてもらいます! (♡1000しかできなくてすみません!)