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石井 脱出法言わんとほぼ無理やん!
推貴 いや〜でもさ、言わないでおくと面白くなるでしょ?
町田 あいつ絶対に撮れ高気にするタイプじゃねぇかよ
⁇ …そろそろ始めません?
推貴 あっ、そっか!やり始めないと上に怒られちゃうね…よし、始め!!
赤木 ちょ、ちょっと待ってください、えっ誰ですか?
推貴 あっ紹介がまだだったか、彼は『タッティ』!私が呼んだ過去の人間さ
きむら …え?俺の昔のバンドの時の芸名やん
新山 は?そんな名前でバンドしてたん?…イタッ
きむら 言わんといてください!
推貴 盛り上がっているところ申し訳ないが、始めさせてもらう!
これより、『2度目の青春 思い出巡り』を始める!
推貴がそう言った瞬間、校門前にいた全員が光に乗せられるようにして校内に誘われた。
全員が目を覚ますとそこは窓から夕焼けが差し込む『2ー1教室』だった。
佐々木 ん…急に連れ去られんの多くない?
石井 つーかここからどうすればええねん、もう推貴ってやつからの声も聞こえんくなったし
赤木 一旦夕方にもなっちゃったし、脱出ゲームって言ってたので、普通に校門から出ませんか?
町田 …脱出ゲームでそんなに簡単に出れるんすか?
新山 でも試してみぃひん?すぐに帰りたいし
きむら じゃあ全員で行きましょか
全員で話し合い、一度校門に行き脱出ゲームのルールをぶち壊そうとするような行動に出た。
けれど、やはりそんな抜け穴は無かった。
赤木 えっ…なんですか、これ
佐々木 …さすがに想定外だわ
新山 …そんな訳ないよな?
全員自分の目を疑った。でもどれだけ目をこすっても景色は変わらなかった。
校門の先は…“無”だった。道もなく、一歩踏み出そうとでもしたらもう戻ってこれないような
ゾワっとした空間がずっと先まで続いていた。
きむら …俺、行くわ
町田 …は?何言ってるんですか
石井 悪い予感しかせぇへん、からやめとけ
きむら いや、ここ以外もうどこもないと思います…あとは頼みます
赤木 きむらさん!
意を決して一歩踏み出した途端、天から聞いたことがある声がした。
推貴 やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!ゲームバランスが崩れるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!
きむら っはぅ⁉︎なんやねん、びっくりした
新山 なんやねん、ゲームバランスが崩れるって
推貴 ちょっと待ってくれ!君、恐怖心とかないのか⁉︎あっぶないなぁ〜…いや、君たちが抜け道から出ないように細工してたのに、一個だけまだ終わってなかった校門から出ようとするなんてさ⁉︎
佐々木 あっ、だからあんな世界の果てみたいな感じなの?
推貴 今直すからちょっと待っててよ!こっから出られたらほんっとうにつまらなくなるから!
石井 誰が待つん、早よ出たいねんけど
推貴 …チッ、しゃーないな、エィッ!!
するとまたまた夕陽が差し込む『2ー1教室』に戻されてしまった。
きむら …まぁた戻されたやん
コメント
1件
あっ、第3話読んだよ〜! 脱出ゲームなのに真っ先にルール破ろうとするの、漫才師集団っぽくて笑っちゃった(笑)校門の先が“無”って演出、ゾワっとするし、でもそこで「俺、行くわ」って覚悟決めるきむらさんのシリアスな流れから推貴さんの「ゲームバランスが崩れるぅぅぅ!」で一気にコメディに戻るギャップがめっちゃ好き。彼、撮れ高気にしてるだけなのバレバレで可愛いよ…! 次、どうなるんだろ、気になる〜!