ピノ「君とキングダムで一緒に暮らしたい。このまま残ってくれない?」
と言うと少年は消えてしまった
ピノ「バロクスが切れてしまったのね。。やっぱり一緒に暮らすのは難しいようね。。」
それから実際は数時間なのに、ピノには何日も経ったような感じがした
ピノ(…あれから君はバロクスを使わない。どうしてなの…)
ピノは少年の居場所を調べてみた。
ピノ「あの家ではない。それもテレパシーが弱くなってる。」
何だか嫌な予感しかしない。ピノはすぐに宇宙船に乗り、弱まった少年のテレパシーで居場所を突き止めたのだ。ピノがたどり着いたのは古く大きな建物だった。
ピノは壁をよじ登りある部屋に辿りついた。
そこには拘束されて泣いている少年が居たのである。
ピノ「ここはどこ?」
少年「病気になったみたいだ」
と泣きながら答えた。
少年「もうピノには会えない。」
ピノ「なんで!」
少年「ピノが好き。けど全部僕の妄想なんだよ」
ピノ「妄想なんかじゃないよ!実際に私と話せるし、キングダム!あれは、事実だよ!」
少年「もう会えなくなると思う。薬飲んでるから。徐々に姿も声も見えないし、聞こえなくなる」
ピノ「そんな、君は病気なんかじゃない!ほらバロクス使って!!」
少年「病院に来る前に何度もやった。けどダメだった。。」
ピノ「嫌だよ!君がいなくなるのなんて」
少年「今までありがとう」
ピノ「君のこと一生忘れないから」
ピノはそれから少年に話しかけず、ただそばに居ることにした。段々、少年の様子が変わっていくのを観て、少年をバロクスを使ってキングダムに呼んだことを後悔した。
それから数日、少年は点滴を打ち、薬を飲み続けた。
その間ずっと心配でピノは少年を見守る。
ピノは数日ぶりに少年に話し掛けた
ピノ「私のせいでごめんね。。」
少年「…」
少年から返事は無かった。
ピノは泣きながら
ピノ「君の病気はキングダムには無い。どうしたらいいの。。」
ピノはその場に居られずキングダムに戻って行った
つづく。
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