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それから2ヶ月、ピノは自分自身を責め続けてた。でも、どうしても少年が気になるので、内緒で宇宙船で少年のもとに向かった。そこには暗く落ち込んだ少年が居た。でも変わっていたのは拘束部屋ではなくたくさん人間達がいる部屋に移った様だった。
ピノ「君にまた逢いに来たよ」
少年「…」
ピノ「もう君と話す事も出来ないのね。。」
ピノは楽しかったあの日々を思い出しまた涙した。
その時、少年がナースステーションの前に行き、聞こえるか聞こえないかくらいの声で、看護師に話しかける。
少年「ロラゼパムを下さい。。」
ピノ「ロラゼパム??」
ピノが耳を傾けるとそれは抗不安薬の様で、少年は物凄い不安を感じてる様だった。
看護師「さっき飲んだでしょ?」
少年「不安なんです。。」
そう言うと看護師は薬を少年に、手渡す。
少年は安心したのか、その場で倒れる。
看護師が慌てて少年に近寄る。
ピノはその光景を観て胸が締め付けられる思いだった。
それを少年はその日、3回繰り返したのである。
ピノはキングダムに戻り、統合失調症について調べた。
ピノ「うつ病の一つ。幻覚、幻聴、妄想が主に現れる病。。君はそれで私とテレパシーでは無く普通に話せたのね」
つづく。