どーも!こんぺーとーです!
今回は蘭竜!!
⚠️注意⚠️
・死ネタ
・BL
バンッ
大きな銃声が鳴り響いた。
死んだ…
そう思った
その瞬間、目の前を黒い影が通る
その影は
最愛の兄貴だった
子供の頃、父と母に捨てられ
二人きりになったとき、
兄貴は言った。
「俺達は2人で1つだ。」と
いつしか、六本木のカリスマ兄弟と呼ばれ
喧嘩を幾度も繰り返した。
兄貴の警棒と俺の間接技
ずっと二人で居たからこそできる
気の合った攻撃
だれも、俺らの絆に勝てることはなかった。
いつしか、尊敬する兄貴は
愛する人になった。
いつ、好きになったのか。
それはわからない
だけど、俺は本気で兄貴が好きだった。
俺を撫でてくれる手が好き
俺を呼ぶ声が好き
俺を抱き締めてくれる体が好き
いつも結んでた髪が好き
俺とは真逆の下がり眉が好き
俺と似た目が好き
灰谷蘭という男の全てが好きだった。
でも、言ってしまえば
兄貴は嫌がるだろう。
もう、俺とは居てくれないかもしれない
それが怖いから俺は
この気持ちを隠した。
関係が壊れるのを恐れて逃げたんだ。
もう一度前を見る
横たわるその背中は
最愛の兄貴
竜胆 「兄貴、おい」
竜胆 「どうして…」
蘭 「お前の死ぬとこなんか、見たくねぇよ笑」
竜胆 「でも、、」
蘭 「おい、竜胆、よく聞けよ」
蘭 「俺はな、お前が好きだ」
蘭 「その、恋愛対象として、」
竜胆 「…え?」
蘭 「きもいだろ笑」
竜胆 「なんで…」
蘭 「ごめん」
竜胆 「なんで、早く言わないんだよ」
竜胆 「俺だって、兄ちゃんが好きだよ!!」
蘭 「え?」
竜胆 「愛してる」
蘭 「なあ、竜胆?」
竜胆 「何?兄ちゃん」
蘭 「俺、そろそろダメかも…笑」
竜胆 「そんなこと言うなよ、大丈夫だから」
いつしか流れ始めた涙が全く止まらない。
まるで、無限に涌き出てくる湧水のように
蘭 「泣くなって、」
蘭 「兄ちゃんは最期、竜胆の笑った顔がみたい かなぁ」
竜胆 「うぅ…」
蘭 「ね、竜胆」
蘭 「もし、来世があるなら、また、俺の弟で居 てくれるか?」
竜胆 「兄ちゃんこそ、俺の兄ちゃんで居てくれ よ」
蘭 「うん、あり…が…と……」
そうして、兄ちゃんは息を引き取った。
あぁ。
こうなったら
ボコッバキッ
軋む骨の音
鳴り響く悲鳴と痛む声
無心で殴り続けた、兄ちゃんを殺した相手達
気付けば、回りは
血の薔薇が咲いていた。
怒りに身を任せた結果だった。
ずっと二人なんて、嘘つき…
後日、蘭の部屋を片付けていると
竜胆 「なんだこれ」
竜胆へ
もし、俺が死んだ時に残しとくわ笑笑
俺な、きっと死ぬなら
竜胆を庇って死ぬと思うんだ
だって、俺の弟は竜胆だけだから。
それに、好きな人だし…
伝えたいのはね、今までありがとうってこと
料理とかさ、一生懸命レシピ見ながら
作ってくれたりしてたじゃん
そういうとこ。俺は好きだよぉ♡
兄ちゃんと約束して欲しいのはね、
俺を追って死なないこと。
1人で寂しいと思うけど
絶対にすぐにこっちに来ちゃダメ
せっかく、俺が守った命
俺の分まで、生きてくれなきゃ困んぞ
じゃあな、最愛の竜胆!!
蘭より
濡れた跡、兄ちゃんも泣きながら書いたんだろう
その跡が俺の涙と重なる。
竜胆 「兄ちゃんのバカ…」
はい!終了です!
めっちゃどうでもいい話するんですけど
灰谷兄弟死ぬ説が多くて…
その時に考えた作品です!
こうならないことを信じて…
コメント
2件
返信遅れてすみません…最近別ゲーにハマってしまいまして…またいいのが思い付いたら書きますね!!初コメありがとございます❤️
初コメです!感動で涙ボロボロです(߹𖥦߹)これからも頑張ってください!フォロー失礼します!