テラーノベル
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ベッドに押し倒された瞬間、ふかふかのマットレスが沈み込んで、その上に神原さんのずっしりとした体重がかかってくる。
K「っ……あ、神原さん……」
見上げると、照明の光を背にした神原さんの顔影。いつも工場で見ていた頼りないチャラ男の面影なんてどこにもなくて、自分よりもずっと大きくて強い「男」が覆いかぶさっている現実感に、背筋がゾクゾクと痺れた。
神原さん「Kちゃん、作業着ぬぐよ。……せっかくお部屋来たんだからさ」
神原さんの器用な指先が、私の作業着のボタンを上から順に外していく。
パチン、パチンと小さな音が鳴るたびに、胸の奥がキュッと締め付けられる。作業着がはだけて、中のインナーがあらわになると、神原さんはどこか愛おしそうな、でも酷く色っぽい目で私を見下ろした。
神原さん「……かわいい。会社にいる時と全然ちがう」
K「……神原さんも……会社と全然、ちがいます……っ」
神原さん「そりゃそうでしょ。こんな可愛い子と2人きりでホテル来て、会社と同じ顔してられるわけないじゃん」
低い声で囁きながら、神原さんは私の首筋から鎖骨にかけて、ゆっくりと唇を滑らせてきた。
K「んぁ……っ、神原、さん……っ」
首筋に吸い付く熱い感触と、耳元で吐き出される吐息。首筋に残された跡をなぞるように舌で舐め上げられて、思わず体が跳ねる。
家では3人の子供のパパで、きっと奥さんにも言えないような顔で、私を壊すみたいに強く腰を抱き寄せてくる。その「いけないこと」をしている優越感と罪悪感が混ざり合って、頭がおかしくなりそうだった。
神原さんは私のブラのホックを外すと、素肌に触れる大きな手で、熱を持った肌をゆっくりとなぞり下りていく。
神原さん「……車じゃ嫌だったんでしょ? ちゃんと、気持ちいいことしてあげるから」
「……っ、ん……あ、」
神原さんの指先が下着のラインを越えて、一番触れられたくない、でも触れてほしい場所にたどり着く。
すでに限界を迎えていたそこは、神原さんの指を容易に受け入れてしまうくらいに濡れていて──。
神原さん「……あは、Kちゃん……もうこんなになってんの? 自らここまで案内して、こんなに濡らしてさ……マジで可愛いな」
意地悪く目を細めて笑う神原さんは、そのまま私の唇を塞ぐように深くキスを落としながら、ゆっくりと自分のベルトを外す音を響かせた。
もう逃げられない。
雨の音だけが響く隣の市のラブホテルで、私は神原さんの「オトナの欲望」に完全に呑み込まれていった──。
Episode 8. end
To be continued…
아 오 _ 🐷🐶
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コメント
1件
さっき第8話読了しました。キャロット🥕さん、この緊張感の描写はさすがです。工場の顔とホテルの顔の落差が、むしろ「人間の二面性」をしっかり描き出していて、読んでいて背筋がゾクゾクしました。Kちゃんの「逃げられない」感覚と、それでも抗えない心の動きが、細かな仕草や台詞で伝わってきて、情景が目に浮かぶようでした。続きが気になりますね。