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解釈違い注意
腐要素無し
アニメ勢の方ネタバレ注意
ある日のこと。
僕は職員寮を出ると、学校目指して歩いていた。
「もう秋なのに暑いよ…。
日傘でも持ってくれば良かったかな…」
そんな事を考えながら、ただ歩いていた。それだけだった
ドンッ
「チッ いってぇな…」
「ヒェ………ごめんなさい! …って
佐野くん!?」
「ぁぁ、晴明かよ。 」
「ごめんねせいめいくん。佐野くん今日音楽の補習があってきげんが悪いんだ。」
狸塚くんの謝罪の言葉を聞きながら、
ぶつかったのがヤンキーとかじゃなくて良かった…と安堵の息を吐いた。
「ところでせいめいくん。いっつも手首につけてるお数珠はどうしたの?」
「えっ! ほんとだ…」
いつも身につけているお数珠が見当たらない。
寮に置き忘れてきてしまったみたいだ。
「うーん取りに戻るかぁ…」
そんな事を考えながら、寮に戻ろうとした。
ただそれだけだった
「………あれ…?」
いきなり視界がぐにゃりと歪んだ。
「…!?…い、せいめい大丈…か。」
「せ…めいくん…!」
あれ…何も聞こえない…
「………」
白い天井。見覚えのない声。
いや、この光景どこかで…
「あっ!お兄さん!」
「意識が戻ってよかったぁ……」
「お兄さん、朝倒れたところを佐野くんたちに運んでもらって、ここまで来たんだよ。」
どうやらここは保健室らしい。
時計を確認すると、8時40分、 そろそろ授業が始まる時間だ。
何が起こっているのか分からないが、とりあえず重い身体を起こして言った。
「えーと…僕は今まで意識を失って…? 」
「そうだよ、ずっと目が覚めないから怖かったよ…︎。体調はどう? 」
「元気です。僕はもうすぐ授業があるので失礼します。」
「えっ!もう大丈夫なの!?」
「もうちょっと休んでいきなよ!」
「いえ、ありがとうございます。」
ベッドから降り、保健室のドアに手をかける。
「えっと…学園長室ってどこだい?」
「学園長室ならそこを曲がって右だけど…」
「ありがとう。」
「えっちょっまッ……」
ガラッ ーピシャッ
「あっ晴明!」
「さっき倒れたって聞いて…大丈夫 か?」
赤いマフラーを付けたカマイタチが、僕の目を心配そうに見つめる。
今起こっていることは自分でもわかる。
今、僕の身体はハルアキだ。
何らかの理由で魂が入れ替わっているのだろう。
できるだけ、ハルアキに似せた声で、僕は答えた。
「うん、大丈夫!心配ありがとう!」
作者のろうです!
まずは 読んでくれて、ありがとうございました!
テラーノベルで小説読んでると、どうしても自分も書きたい!という気持ちが高まってしまい…ついに書いてしまいました。
初投稿でめっちゃドキドキしてます…
誤字脱字ありまくりだと思いますが、よろしくお願いします!