テラーノベル
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今まで、非日常に憧れがありました。
ごく普通の生活
普通に人としての幸せを受けていること
他の人と仲良くすること
別に普通の生活、日常に不満があったわけではありません。
ただ、ちょっとした刺激が欲しかったんです。
それこそ、私のような人間は異世界だったり二次元だったり
そういうところに行けたら、とか
特殊な力が手に入れば、魔法が使えれば、とか
そういうことを考えてしまうんです。
別にそのような考え方を否定しているわけでもありません。
ですが仕方がないじゃないですか。
憧れを持つことは、今以上に楽しくなりそうな妄想をするのは。
それも一つの生き方なんですから。
少し前の私はそう思っていました。
ですが、人というのは失ってから気がつくことが多いんです。
今まで何となく思っていたことが実は大きなことだったり、
当たり前だったことが実は当たり前ではなくて
自分にとっては大切なものだったり。
何かを失うということは、それが大きければ大きいほど
私にとっては非日常なもので、
今までの私は、恐らくそれに憧れがあったのでしょう。
けれども今はその考えについてとても反省しています。
私にとって非日常であるものを持つ人に軽率に憧れを抱いていたことに。
私は遂に、普通の生活、日常を生きているとは言い難い状態になったのです。
他の人からしたら然程大きなことではないのかもしれません。
完全に失ったわけではないのですから。
ですが、その状態でも私は酷く……何と表すべきなのでしょうか。
とにかく、余り良い気分ではないのです。
時々少し不安定になります。
ふとした瞬間にこのことを思い出します。
今はただ普通の生活、日常へと、
以前の状態へと戻れることを願っています。
そうすればこの状態も受け入れることが出来る筈ですから。
ですが、こんな状態でも私というのは
この状態のまま二次元にいったら
二次創作のようになれるのではないかと。
神様が微笑んでくれないかなと、考えてしまうのです。
私は他でもない、ただの哀れな人間なのですから。
コメント
2件
( 'ω') 意味深好きよ