na「おい、、、kr大丈夫か?」
kr「大丈夫じゃない、、、痛いし、、、sh持ってかれるし、、、」
na「ごめん、俺のせいだ、、、。」
kr「こうなったら誰のせいとかじゃないでしょ。」
殴られた箇所が痛みはするが、その痛みにも慣れてきて体が動かせるようになってきた。
na「よし、、、少しだけど体も動くようになってきた。」
kr「おい、わかってると思うけど一旦戻るぞ?」
na「、、、だよね。うん、わかってる。」
お互いに肩を組んでゆっくりと歩き出す。すると扉付近で何やら喋り声のような音が聞こえる。2人で扉に耳を澄ませると聞き慣れた声が聞こえてきた。
na「kn!」
その声に安心して扉を開ける。目の前には男が1人倒れていて隣にはknがいた。更にその奥にはもう1人男が倒れており、どうやらbrとsmがやったのだとわかる状況だった。
kn「えぇ!?どうしたのその傷!」
kr「ちょっと色々あって、、、ここで話してたら危険だから先に出よう。」
kn「そうだね。」
na「てか、何でいるの!?」
sm「お前らの帰りが遅いからだろうが!」
br「本当に心配したんだからねー!」
kr「ちゃんと帰ったら説明するから、怒んないでよー。」
助けに来てくれた3人に助けてもらいながら俺たちは何とかここを出る事が出来た。一旦小屋から離れて俺たちは家へと戻る。
na「いった、、、!」
sm「我慢しろ。」
kn「で?何であんな遅かったの?怪我までしてるし。」
俺とkrは手当をされながら事情を説明する。shがいた事、shkの血の事、クローンの事、あそこで何をしているのかを全てを話した。
sm「確かにその薬の話は聞いた事があるな。けど、人の血だったとはな、、、。」
kn「で、naはshkを連れ出したかった訳ね。」
na「、、、でも、ごめん。結局あいつらに連れてかれたし、krまで怪我させちゃった、、、。」
kr「だから、謝らなくていいってば。」
br「どうすんの?そのshって子連れ出すの?」
皆んなが一斉にnaを見る。
na「俺は、、、俺はshを助けたい。俺1人じゃ絶対に無理だ。だから、皆んなの力を貸して欲しい。」
皆んなが顔を見合わせる。
kn「助けに行くしか選択肢なくね?」
kr「もう一回あの男にあって一発殴らないと気が済まないしね。」
br「戦うのー?僕暴力反対ー!」
sm「真っ先に男殴りにいったお前がそれ言うのか、、、。」
br「うるさいなー。あれは正当防衛だから。」
これから危険な事をしようとしてるのに何故か皆んな笑い合ってて、いつもと変わらない雰囲気のままだった。そんな様子にnaも笑みが溢れる。
na「よし!そうと決まれば作成会議するぞっ!」
第11話へ続く。