どうも 。 長作になってしまいました 。
そういえば明晰夢見ましたか ? 見てない方は直ぐ様これ閉じて 見に行ってほしいくらい面白かったです 。
今回 モブの台詞には「」前にローマ字が何もつけられていないので 、 それで判断してください 。
また 、 お名前も 学パロではありますが名前を考えるのが 面倒くさかったのでそのまま使っております故 、 違和感が生じるかと思いますが そこは読み飛ばしてください 。
前置きが長くなりました 。 どうぞ 。
俺には 、 クラスメイトがいる 。
そりゃ 学校には通ってて 、 クラスに属してるなら当たり前だよ ? クラスメイトがいるって 。
でも 、 ’ただのクラスメイト’ っていうのがいる人は 、 少ないと思う 。
同じ班になってちょっと話すだけ 、 挨拶するだけ ⋯ 互いに憎悪もなければ 好意もない 。
そんな奴 。
なんだろ 、 うまく言えないけど踏み込むべきではないってオーラ醸し出してる気がするんだよ 。
だから 、 こっちから踏み込むことは絶対しないって決めてる 。
まあ 、 俺が仲良い奴以外と上手に喋れないってのもあるけどさ ?
まあだから ⋯ 俺は 、 一生というか卒業するまで こんな間柄なんだろうなって思ってた 。 勝手に 。
向こうがどう思ってるかも知らずに 。
「 ⋯ ぺいんと? おい 、 聞いてるか ? 」
p「 エッ 、 アッ 、 は 、 はい !? 」
「 はあ 、 授業には集中しろ ー 。 50頁の1行目だ 。 」
p「 すんません ⋯ えぇっと 、 」
そういや今授業中だった 。 最悪 ⋯ 普通に 考え事してたわ 。
文を読みながら ちら 、 と視線を配ると その視線の先にいたヤツは くすくす 、 と楽しそうに笑ってくる 。
絶対あとでイジられるやつじゃんあれ ⋯
最悪だ 、 と心の中で溜息を吐いていると担当の先生が言いにくそうに口を開いた 。
「 ⋯⋯ ぺいんと 、 それ 、 読んでるの40頁の1行目だぞ 」
p「 ⋯⋯⋯ すんません 」
p「 はあぁぁあ⋯⋯⋯ 」
授業が終わった瞬間 、 今度は現実で大きな溜息を吐きながら机に突っ伏す 。 そんな俺に授業中くすくすと笑ってきやがった奴が声を掛ける 。
s「 ぺいんとさん 、 さっきの授業何考えてたの?? すっごいぼーっとしてましたけど 」
そのせいで先生にも当てられてたし最早心配なんですけど 、 と余計な一言までお付けしてきたのは 、 俺の友達でありゲーム仲間の一員であるしにがみだった 。
p「 今日の補習のこと考えてたんだわ 。 補習対象にだけはなりたくないやん ? 」
s「 あ 、 そういや今日補習とかありましたね 。 僕は絶対大丈夫だからって忘れてたなあ 」
p「 はあ?? お前が補習対象外とかそんなわけないだろ !! 」
s「 いやいや 、 それがあり得るんですよねえ ⋯ 」
ねえクロノアさん ? としにがみは半歩後ろ 、 少し引いたところで話を聞いていた背の高いイケメンに声を掛ける 。
そのイケメンもまた 、 友達でゲーム仲間の一員 、 クロノアさんだ 。 頭良いしイケメンだしあまりに同級生感ないからさん付けしてんだけど 。
k「 まあそうだね 。 しにがみくん 、 今回は補習受けたくないって俺に助け求めに来たし 」
p「 はあ!!? 嘘だろしにがみ !!! 」
s「 ホントなんだよな 〜 これが !!! 」
裏切りやがったなコイツ ⋯ !!!
恨みと哀しみこもった目線を送っていると 、 今度は大柄で筋肉質で 、 これまた同級生とは思えない体格の男が話に加わった 。
トラゾーという名の彼もまた 、 友達でゲーム仲間だ 。
t「 裏切ったも何も 、 ぺいんとも クロノアさんか俺に助け求めれば よかった話でしょ 」
p「 トラゾー⋯ お前まで洗脳されて⋯ 俺がぜってぇ助けてやるからな ⋯!!!! 」
t「 なんでぺいんとの味方をしないからって洗脳されてるってことになるんだよ!! 」
とまあ 、 こんな茶番にも付き合ってくれて 、 性格とか色々違えど 、 仲は良いんだよ 。
⋯ って 、 なんかくさいこと考えてんな俺 。 ちょっと待って恥ずい 。 やめだやめ 、 考えるのやめるわ 。
k「 まあ 、 まだしにがみくんが補習対象外って決めったわけじゃないよ? 俺が補習対象だったらしにがみくんも対象になるでしょ? 」
そう言って笑いを溢すクロノアさん 。 その言葉にトラゾーが間髪いれずに突っ込みをする 。
t「 クロノアさんが補習対象ならこのクラスほぼ全員対象になりますけど!? 」
s「 そうだぞ!!!ちょっとは脳みそ分けろぉ!! 」
p「 いやグロすぎん??? 」
そんな魂の籠もった願いにツッコんだところで 、 予鈴がなった 。
まためんどくさい授業が始まる 。
で 、 結局どうなかったって ? もうわかってるでしょそんなん 。
t「 それじゃ 、 ぺいんと補習頑張れ! 」
p「 くっそぉお ⋯ !!!! なんでこうなるんだよ ⋯ !!! 」
ダンダンと机を大袈裟に拳で叩く 。 クラスメイトがいないからこそ出来た行動ではあるんだけど 。
帰りのHRが終わった後だから 、 基本みんな帰ってるんだけど 、 奇しくも俺は補習対象になってしまったからまだ帰る事は出来ず 。
k「 勉強しなかったからでしょ⋯ 」
s「 そーだそーだ 〜 !! じゃあ僕らは先に帰ってゲームしてるんで ! 」
それじゃあお先に 〜 !! となんとも憎たらしく手を振りながら 、 3人は教室を後にした 。
なんとなんと 、 今回の補習対象は俺を含んだ2人だけらしい 。 しかも 、 先生は会議があるからとのことでほぼ自習のような形になっているのだ 。
早く帰った3人を恨みながらこれやったら帰っていいから 、 と渡されたプリントと睨めっこを始める 。
⋯⋯ まーじでわかんない 。
もうパッと見ただけでわかる 、 今の俺じゃ何も解けない 。
まじで最悪 、 え 、 どうしよ 教科書に載ってる ? これ ⋯
本日何度目かの溜息を吐けば 、 教科書を取り出そうと鞄に手を伸ばす 。 すると 、 身体が当たって机が揺れたのか机に置いておいたシャーペンが宙に舞った 。
p「 ⋯⋯ あ 」
空中で拾い損ねたシャーペンは無情にも床に着地する 。
シャーペンはころころ 、 と転がっていきある人の手によって止められ拾われた 。
拾った人は 、 勿論 俺と同じで補習対象になった人で 、 そして 、
r「 どーぞ 」
p「 あ 、 ありがと ⋯ 」
‘ ただのクラスメイト ’ だった 。
〆
rdさんがほぼほぼでてこない序章ってどうなってんだって話ですね 。
因みにこのお話は3話で完結します 。なのでこの場合次は本章となります 。 先に言っとくと本章には🔞要素はございません 。
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