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第8話
ーBroooock達sideー
シャークんが何か言った。小さくて聞こえなかった。
Nk「交渉成立。」
Nakamuが小瓶を取り出してきんときの口に液体を流し入れる。
それと同時に後ろから足音がして振り返る。
いつの間にかきりやんがまわっていたようだ。
Shk「Broooock。スマイル。」
Shk「きんときを連れて早く帰って。」
シャークんは?
そう言いたかった。
だけど、僕らを見つめる翡翠の瞳が全てを物語っていた。
ー僕らは仲間を守れなかった。
ー俺達は1人の友人を失った。
ーシャークんsideー
Nakamuがきんときに解毒剤を飲ませる。
俺はもう逃げられない。
じゃあせめて。
この2人の気分が変わる前に、3人を逃さないと。
俺はきっとこれっきりになるであろう友人の名を呼ぶ。
Shk「Broooock。スマイル。」
Shk「きんときを連れて早く帰って。」
青い眠たげな瞳と宝石のような紫の瞳が開かれ、
拒まんとばかりに俺を突き刺す。
ー俺は約束を守れなかった。
ー俺は友人達を失わずに済んだ。