一応待っていたけど
来てくれるとなんて、思っていなかった
でも、目の前には自分が好きで好きでたまらないあなたがいい年なのに俺のために走ってきてくれたしw
そのことが嬉しいだけじゃ表せないくらい嬉しかった
今にも涙が溢れだしそうだったのを必死に堪えた
そして、俺は自分の本心をあなたに洗いざらい吐いた
ぼんさんは俺のことは最初から好きじゃないのにわざわざ付き合ってくれて 。俺だけ永遠の片思い
でも、あなたのせいで自殺をするのが少し長引いてしまいました。
最後に見届けてくれたのがあなたでよかった
俺は手すりを越えて屋上から落ちた瞬間だった
「っ、!」
ぼんさんが俺の手を掴んだ
引き上げられてしまうと、悟った俺は時間を止めた
そして、俺は自分が落ちないようにぼんさんの手を握った
「好きです、…好きですッ、…誰よりもッ、愛してますッ、…本当に…ッ、…好きッ」
いつから好き?そんなの初めて会ったときから俺はあなたに恋に落ちた
だから俺は、今まで言えなかった…
いや、…“言わなかった”分の好きを聞こえないのにぼんさんに言い続けながら、俺はぼんさんの握っていた手の力を緩めた
すると、流れるように自分の手とぼんさんの手が離れていった
「バイバイ、そして…さようなら」
落ちるのが他の人からしたら早いように見えるかもしれないが、俺からしたらスローモーションに見えた
ほら、今だって…
地面につく瞬間までぼんさんのことを一切目から離さないですし、
俺は、地面につく瞬間に時間を動かした。
そして、…自分の視界は真っ暗に彩られた
❤️2000(最終回)
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