テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
2件
初コメ失礼致します🙇♀️ 1話から一気読みさせて頂きました!とても素敵な作品でめちゃくちゃ好きです!!続き楽しみにしてます!!
注意事項
◾︎人の多いところで閲覧しないで下さい。
◾︎人に見せたり、紹介したりしないで下さい。
◾︎ご本人様、関係者、一般のファンの方の目に触れるようなことはしないで下さい。
◾︎無断転載、引用、スクショ、コピー、拡散、晒し行為は絶対にお辞め下さい。
◾︎コメントされる際は、ご本人様の名前や、グループ名などの正式名称をそのまま表記せずに(ファンマも禁止)、『伏せ字』や『隠語』を使用して下さい。(※追記あり)
◾︎伏せ字や隠語を使用していないコメント等は、こちらから注意させて頂きますのでご了承下さい。それでも直らない場合は、通報&ブロックで対応させて頂きます。
※主の作品では、🦊🐒🧸🐇🐑🐶を使います。
▲
上記を守っての閲覧をお願いします
「俺、処女じゃないよ?」
え?
その場にいた全員に沈黙が流れる。
そのまま固まる奴、口をあんぐりさせている奴、様々だ。
俺も含めこいつらがこうなった要因は、🐇の爆弾発言のせい。
いやまず、いきなり何を言い出すんだこの子は。
はあ?
俺への勃起不全発言含め、今日はどうした。
今までのあいつどこいった。
昨日の熱で頭イカれたか。
「…え?」
「聞き間違いかな、あれ…」
「ごめん俺もう歳かも、なんだって?」
「え?だから、俺処女じゃないよって」
やめろ、2回も言わせんな。
質問した🐑の背中をバシッと叩いたら「痛ったッ」と情けない声を上げる。
「🐇」
「ん?」
昨日の事も気になるしな…、
あんまり人のプライベートにズカズカと入り込むのは好きではないが、
「その話、深堀していいやつ?」
俺は好きな奴に関しては無関心ではない、むしろ、隅々まで知り尽くしたいとまで思う。
もちろん無理強いする気はない。
でもただ、好きな奴の力になりたい、寄り添いたい、そう思うのは当たり前のことじゃねえか?
「…んー、耳障りな話だと思いますけど、」
…やっぱそうか。
単に、元カレがいてそいつと、なんて単純な話では無いらしい。
俺の答えはもう最初から決まっている。
「お前がいいなら、聞かせて?」
周りの奴らを見渡すと、こいつらもみんな首を縦に振っている。
「……わかった」
_______________________
5年くらい前だから、まだそんなに経ってはないんだけど、俺が小5の時、母さんが変な男に絡まれた。
10年前に父さんが病気で亡くなってから女手1つで俺とお姉ちゃんを育てなければならなくなった母さんは毎日毎日、汗水垂らして必死に働いていた。
今思えば元々主婦だった母さんは一から仕事を探さなくてはいけなかった。それでも母さんはもう30代後半、小さい子持ち、中々正社員で雇ってくれる会社は無かったのだろう。
スーパー、コンビニ、深夜はチェーン店、色々な所にパートで赴いた。
俺が小5に上がった時、お姉ちゃんは高校生に上がった。それも私立。
今までの仕事のお給料では賄えなくなった母さんは、深夜チェーン店で働いていたのを辞め、別の夜のお仕事に就いた。
それがいけなかったんだ。
母さん、歳の割には肌も綺麗だし、顔も整っていたから20代後半、30代前半くらいなら誤魔化せたのだろう。
でもある時から、1人の男が俺達の家に出入りするようになったんだ。
今でも、あいつの俺を見る目は、はっきり覚えている。
男が出入りするようになって、お姉ちゃんと母さんは俺が寝た後よく喧嘩をするようになった。毎回、夜中トイレに起きた時、静かに物音立てず廊下を歩いた事を思い出す。
しばらくしてお姉ちゃんは俺と母さんを置いて出て行った。
”もう少し耐えてね” そう、俺に言い残して。
お姉ちゃんが出て行った後だった。
真の地獄が始まったのは。
あいつからの、気持ち悪い視線が俺に1点に集まったのは___。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ➼ ❤︎2400↑