姿を見た瞬間。しばらく固まったあと、完全に目が獣になる。
「……あぁ? なんやそれ、反則やろ……」
歩み寄るたび、目つきがどんどん色っぽくなって、
距離ゼロまで来ると、低い声で囁いてくる。
「逃げんなよ。
そんな綺麗な顔、俺以外に見せたら許さん」
ドレスの裾を触りながら、
「これ着てんの、俺の嫁なんやろ…。やば、ほんまにこれは現実か……。」
頬に手添えて、じっと見つめてくる。
「……好きすぎて、どうしたらいいかわからんわ。
ようやく迎えに来れたわ。」
侑は幸せそうに笑って、抱き寄せる。
⸻
コメント
1件
侑、好きだ