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オレはこういう時、どういう話をするのが正解かまだよくわからないので、とりあえず日帝さんがふってくる話に受け答えしていったりしていた。
アメリカ「………あの、」
日帝「はい」
アメリカ「オレ………こういう時どういう話をすればいいのかよく解らなくて……気まずくしてしまいがちですみません」
日帝「ええ❓️あははっ❗全然大丈夫ですよ、安心してください。こういうお店が初めての人はそうなことが多いですから、私も含めて」
アメリカ「……え?」
日帝「私もここで働き始めたばっかりの時はお客さん達ともどう接したらいいか、うまくわからなかったりしていました。
でもそういう難しいことは考えなくていいんですよ」
アメリカ「そう……なんですか?」
日帝「もしかしたら他のお店ではそうではないのかもしれないんですけど、ここでは日常会話等自由に話出してもらっていいんです。
安心してなんでも話題に出していただいてかまいませんよ❗」
アメリカ「そう……なんですか………」
きっと絵本等でよく見る、花冠の作り方を楽しそうに教えてくれる女の子はこんな表情をしているんだろう。
オレは実際に淡々と話す彼女を見ていてそう直感した。
それから一時間半程、オレは日帝さんと軽く世間話をして過ごした。
日帝さんはネコミミが生えているからなのか、元から猫が好きなのか、猫関連の話が多かった。
アメリカ「……あ、そろそろ時間」
日帝「あっホントですね。なんだか私ばかり話しちゃってましたよね……すみません 」
アメリカ「いや、こんなに誰かと雑談したのは凄く久しぶりで……
良い時間をありがとうございました」
日帝「こちらこそ!私も楽しかったです!」
本当に、こんな難しくない話をせずに過ごしたのもだが、それ以上に母や仕事関係以外で女性と話せたのはとても久方ぶりだ。
彼女と話したことは平々凡々そのもので、ずっと穏やかな時間が流れていた。
だからか、なんだか体にあった重石が無くなったような気がした。少しだけだけど……
アメリカ「……また、来てもいいですか?」
日帝「え、もちろんです❗また来てもらえると嬉しいです❗」
アメリカ「そうですか……じゃあ、また時間ができたら来させてもらいます」
日帝「はい❗気長にお待ちしております」ペコ
支払いをして、丁寧に見送りをしてもらうとオレは店を出て迎えの車に乗り込んだ。
(………お礼の贈り物…………何がいいんだろ……)
可愛らしい小さな花の様な女性だった……
ピアス……胸飾り……髪飾りのリボン………
何を贈れば喜んでもらえるのか……
あの楽しそうな笑顔が忘れられない。
アメリカ「……何にしよう………」
……そうだ、ハンカチにしよう。
彼女の様な、可愛らしい小さな花達の刺繍を入れた、
肌触りと吸水性の良い布のハンカチだ。
身だしなみを特に大切にしている仕事だ。
きっとハンカチはあって困らない筈。
閉店まであと40分。
イタ王「……今夜は、遅いね………」
にゃぽん「そうだね……」
日帝「…………」
3人は時計を何度も確認しておろおろしていた。
カウンター席には、イタ王と日帝の隣にもう1人腰掛けていた。
その女性はカウンターに肘をつき、足を組んで履いているロングピンヒールブーツの鋭いピンをぎらつかせている。
冷静さがあまり無いせいか、赤茶色く軽くウェーブのかかったロングの美髪はいつもより僅かに乱れがあった。
ナチ「……………………………チッ」
イタ王·日帝「「ッ、(汗)」」ビクッ
数分して、店の外から誰かの走る音が聴こえてきた。
ドアの開く音と、珍しくお店のベルが激しく揺れる音が店内に響き、
1人の大男が息をきらせて入店してきた。
ソビ(ソ連)「……ナチっ!」ゼェ……ゼェ……
🪻続く🧵
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ちょこちゃ。@イラコン開催中
monake
#政治的意図無し